｢ブン太｣次元の狭間〜逆トリップ｢リョーマ｣

君たちとの時間〜7set ページ7

｢共通点は今わかるだけで３つ。その共通点がトリップしたことと関係があるかどうか…｣

｢調べる必要があるっすね。｣

｢どうやって調べるんだよぃ…｣

うーん…皆頭を悩ませる。

そんな時…

prrrprrr

いきなりの電話。
ｼｰﾝとなる部屋の中。

｢誰や？｣

遠山が聞く。

prrrprrr

｢僕…だね。手塚から。｣

ポケットからｽﾙﾘと携帯を出しディスプレイを確認して呟く不二。

練習着だったらしいのだがあの場所にトリップした拍子に私服になり、携帯とスクールバックは持っていたらしいのだ。

prr(ﾌﾟﾂﾝ

｢手塚だよね？｣

『あぁ。いきなり越前と共に消えたからこちらは場が騒然としているぞ』

｢あー…やっぱり。騒ぎになるよね…｣

『今どこにいる？』

｢それがさっぱり。トリップしたらしいんだけど。｣

『…は？』

｢おーい手塚、思考回路停止してない？｣

『だが…トリップなど信じがたい…』

｢僕も最初は信じられなかったんだよ。あやふやではあるけれど今僕達がいる世界が別世界だっていう証拠があったんだ。｣

『そうか。だが僕達…とはほかに誰か居るのか？』

｢越前と、あとは立海の丸井君と四天宝寺の遠山君がいるよ。｣

『わかった。状況がわかり次第連絡をしてくれ。こちらも状況確認後また連絡する。』

｢わかった。頼んだよ手塚。｣

ﾌﾟﾂﾝ

ﾂｰﾂｰﾂｰ

｢携帯はつながるみたいっすね。｣

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