｢ブン太｣次元の狭間〜逆トリップ｢リョーマ｣

君たちとの時間〜5set ページ5

｢消え…た？｣

皆唖然としていたが、取りあえず家にはいることにした。

ｶﾞﾁｬ

｢どーぞ｣

｢｢｢｢お邪魔します。｣｣｣｣

ｶﾞﾁｬﾝ

皆でリビングへ行く。

｢あの昼ご飯作りますね…でもその前に名前、一応確認しても？｣


少女が遠慮がちに聞くと少年達は笑顔で答えてくれた。

｢改めて。僕は不二周助。よろしく。｣

茶髪の少年は不二周助と言うようだ。

赤髪の少年は…

｢丸井ブン太だよぃ。シクヨロ☆｣

｢越前リョーマっす。｣

｢わい遠山金太郎や!!よろしゅう。｣

帽子の少年とヒョウ柄の服の少年。

｢で？君は？｣

不二…と言っただろうか。
少年が少女に名前を聞く。

｢あ、越亜Aと言います。｣

少女は越亜A。ちなみに苗字は(えちあ)と言うようだ。

ｶﾁｬｶﾁｬ

ｽｯ

少女は動かしていた手を止めて答えるとまた手を動かす。

数分後〜

｢皆さん適当に座ってください。｣

作り終えた食事を運び、少女は適当にリビング内で散らばっていた皆を集めた。

メニューは昼らしい適当な軽食。

ｶﾞﾀﾝ

ｶﾀﾝ

皆が席に着き食べ始める。

もちろん少女も。

｢いただきます。｣

｢いただきます…｣

当分無言で食べていたが少女が妙なことを言い出した。

｢そういえば。あなた方の状況からしてトリップって事ですよね？｣

｢そうしか言いようないっすよね。｣

帽子の少年…じゃなかった。
越前リョーマが答えた。

少し悩んでから少女がいった。

｢そういえば…遠山くんは練習してたらいきなりって言ってたはずです｣

｢んー？ほな言ったで!!｣

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