｢ブン太｣次元の狭間〜逆トリップ｢リョーマ｣

君たちとの時間〜4set ページ4

ｶﾞｯ

｢!?｣

｢ちょっとまちなよ｣

少女は戸を閉めようとした。
だが、帽子の少年が足でつっかえをした。
｢いい加減警察呼びますよ｣

｢ちょっ…警察って俺達変なもんじゃないぜぃ…？｣


少女からしたら、知っているアニメのキャラがいきなり現れてここがどこがどこかなんて聞かれているのだから。

｢そんな事信じられるわけが…｣

ｽｩｯ

｢え？ここはいったい…｣

｢どこやねん。ここは。｣

｢｢｢｢｢…｣｣｣｣｣

｢人がいきなり…｣

そう。少女達の前にいきなり人が現れたのだ…それも、光のように一瞬にして。

｢…ゆ、幸村君だよな？｣

｢え？｣

現れた少年達だって、とまっどっている。

｢ん？なんや金ちゃんやないかい。こないなとこで何しとるんや？て、どこか知らんが…｣

｢白石も来たったんか!?｣

そんな会話が聞こえる中一人だけ冷静な少年がいた。

｢これで、信じてくれるかな？｣

｢…はい。｣

さすがの少女も挫折した。

｢…｣

｢…｣

ものすごい沈黙に堕ちる。

｢…わい、お腹空いたわ…昼食べとらんし。｣

｢俺も腹減ったよぃ…｣

そしてまた沈黙。

｢中…入ります？｣

少女の言葉に皆の顔がぱぁっと明るくなる。

と…？

｢わっ…｣

｢なんやねん!?｣

ｼｭｯ

なんと、現れた少年二人が消えてしまったのだ。

｢白石居なくなってもーた…｣

｢幸村君どうしたよぃ…｣

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