｢ブン太｣次元の狭間〜逆トリップ｢リョーマ｣

君たちとの時間〜19set ページ19

｢んっ…｣

話ている間に少女が目を覚ました。

｢あ、起こしてしまったかな？｣

｢え？あ…私寝ちゃっ…｣

｢ﾌﾌｯそんなに焦らなくても…｣

不二は相も変わらず笑顔のままだが…;

しばらくして意識がはっきりしたのだろう。

｢ご、ごめん。皆頑張ってたのに寝ちゃうとか…｣

｢いいんすよ。疲れてるなら休んでて…｣

｢せやで！ねぇちゃん疲れとるやろ？寝とったらええやん。｣

｢ううん。もう平気！あ、テーブルに置いてあるスポーツドリンクよければ飲んで？｣

少女が言うと、皆ﾌｯと微笑んだ。

｢うん。貰うよ。｣

｢貰おうかな。｣

｢もらうぜぃ。｣

あっ、と想い出したように少女が言う。

｢汗かいただろうからお風呂、沸かすね。｣
｢そこまでしなくていいんだよ？｣

少女はいーのと言いながら廊下をパタパタと走っていった。

数分後〜


｢あ、お風呂湧いたから順番に入ってきていいよ？｣

｢うぃーっす。｣

さて、誰から入ろうか…なんて話になっている。

｢Aちゃんだってはいるだろうし短時間ですませた方がいいよね…｣

｢じゃあ2人と3人でまとめてはいりゃいいんじゃねぇ？｣

そうだね…とみんなの話は幕を閉じた。

｢適当に分かれようか。｣

｢どないするん？｣

｢みんな誰とでもいいよね？｣

幸村が聞くと皆が頷いた。

｢じゃあ不二先輩とでいいっす。｣

｢遠山くんも一緒に入るかい？越前と一緒の方が…｣

｢ええの？｣

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