｢ブン太｣次元の狭間〜逆トリップ｢リョーマ｣

君たちとの時間〜11set ページ11

｢…〜ってこと何だけど。理解できたかな？｣

｢何となくだけど大体わかったよ。不二説明ありがとう。｣

｢ならよかった。｣

何て平和に話している場合でもない。

｢あの…もしかしてここにくる前、テニス…してました？｣

｢えっと。していたというか…皆の練習を見ていたら赤也がコントロールミスって;;飛んできたボールを打ち返したらここに…｣

皆…やっぱり。
という顔をしている。

そこで丸井が訪ねる。

｢幸村君が最初に来たときは何してたんだよぃ？｣

幸村は少々考えた後、話し出した。

｢んーとね…確かあの時は赤也と打ち合っていて、打ち返そうとしたら後ろからいきなり呼ばれて…柳に。｣

｢いきなり？何でだ？｣

｢手塚から連絡があったんだその時に。｣

｢なるほど…｣

｢で、ラケットをかすってボールが落ちた瞬間ﾌﾗｯと…目眩がしてね。｣

皆静かに聞いていた。

｢彼処にいた…と言うわけ…｣

｢そう言うこと。｣

つまりは…

今までの状況を考えるとしっかりと球を打ち返せた、もしくは自ら球を打った時のみこの現象が起こっているらしい。

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