｢ブン太｣次元の狭間〜逆トリップ｢リョーマ｣

君たちとの時間〜1set ページ1

主人公宅〜

｢テニスの王子様…か。｣

(小学生の時の知り合いに言われてみてみてはまったけど…キャーキャー言うほどじゃないかな)

中学生のAは平日の昼間だというのに家で一人つぶやいた。

世に言う引きこもりであるために何時でも家にいる。

｢さて…昼ご飯でもつくろ。｣

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

(誰？郵便も何も全部断ってあるし…友人なんてもってのほか。近所の人だって私は近所付き合いしないし…)

(でてみるか…)

ｽﾀｽﾀｽﾀ

ｶﾞﾁｬｯ


｢どなたですか｣

戸を開けてみるとカラフルな人が数人。

｢誰。｣

｢すみません。少し聞きたいことが…｣

息なりのことに戸惑いながらも用件を聞くことにした。

｢何…？｣

｢ここ、どこっすか？｣

…数秒思考回路停止。

｢は？｣

｢わい、テニスの練習しとったんにいきなりｸﾗｯてしたらこないなとこにおってん…｣
｢ｸﾗｯてして？どこでテニスの練習を…｣

全く訳が分からない少女。

｢四天宝寺中ってとこやで!!｣

(どこだよ…つかどっかで聞いたような。四天王寺なら大阪だよね…？)

｢俺は立海大付属中だよぃ…。｣

(またまた聞き覚えはあるがどこだよ…)

少年達はどうやら少女と同じくらいの年齢らしい。

｢ちなみに僕と越前は青春学園だよね。｣

｢そっすね…｣

(だからどこ…あれ？)

｢青春…？青…学。あ、テニスの王子様…｣
｢｢!?｣｣

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