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episode.6 ページ7
放課後、２人でいつものごとく明那の家に行き、部屋に入る。
ここからは２人の秘密の時間。
「じゃ、腕見せて」
明那に言われた通り、腕を捲くって肌を見せる。そこには今までにつけられた数々の傷跡が残っていた。
キリキリ、とカッターの刃を出す音がする。
そしてその刃は、明那によってゆっくりと俺の手首の上を滑らされた。
一回、二回、三回。
止まる気配はない。
「どうせ、俺がこれやんないと精神落ち着かないんでしょ」
明那は俺の傷口をぺろ、と舐めながら言う。
「……」
そんなことしなくても落ち着いてる…、と言ってしまえば嘘になってしまうのがもどかしい。
でも、早くこんな最悪な関係は終わりにしたかった。
俺が明那にバレさえしなければ…。
続く (更新停止中)
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作者名：miya | 作成日時：2023年10月20日 0時
