＊０９＊朝 ページ11
みんなが私の執事になった次の日。
私はあの日、初めてあの家に行ったときのように
早く目が覚めてしまった。
あの家にいたときは、毎朝、鬼道さんがリビングのソファーの上で髪を拭いていて、
そんな鬼道さんとお話ししながら朝食を作るのが私の日課だった。
もう、何ヶ月も話していないし、
私の朝の日課は変わってしまっていた。
私は自分の部屋のカーテンを開き、
外を見る。
温かい太陽の光が部屋に差し込んでくる。
春の日差しが私の目を覚まさせる。
あ「さてと…朝食作りますか。」
お嬢様になった今でも、朝食は自分で作ることが多い。
フィディオとマークは全くもって家事をしないのだ。
まったくもってサッカー以外では使えない執事達である。
階段を降り、リビングの前で立ち止まる。
居てくれるかな…
ガチャっ
リビングの扉を開けると、美味しい匂いがした。
あ「えっ?!」
士「おはよう＾＾」
あ「なに、やってんの？」
綱「何って、朝食作ってるんだけど？」
あ「そんなこと、私がやるからいいの!!みんなはまだ寝ててよ。」
鬼「お前なぁ…執事の俺達が寝ててどうする？寝てていいのはお前のほうだ」
あ「ぅ…」
この家に戻ってきてからと言うもの、フィディオたちの仕事のしなささは尋常じゃなかったタメ、私はへんな感じがした。
温かくて少しくすぐったい、そんな衝動に駆られた。
フィ「おはよう…って!!なんだよこれ!?」
マ「誰が作ったんだ？」
照「僕達だよ。」
あ「2人みたいに使えない執事じゃないからね」
フィ「ふ〜ん…そんなこと言っていいんだぁ？」
あ「ん？」
マ「怖い夢見た時は何時も俺達の部屋に来て、布団にもぐりこんでくるくせに」
あ「なっ////////////」
ヒ「なんだって?!」
不「それは聞き捨てならないぜ」
佐「ずるいぞっ!貴様ら!」
風「落ち着け、こいつらは一緒に寝るくらいだ。」
一「俺達の中にはもっと凄い事した奴がいるだろう？」
晴「風介とか佐久間とか…」
あ「ちょっ？！その話は終わり!!話の方向性が可笑しいから!!」
士「いや。これは大事なことだよ!」
そんなこんなで私の家の朝はいっきに騒がしくなったのでした。
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不動の魂 - 面白いです！！ (2017年2月28日 14時) (
レス) id: 746520504b (このIDを非表示/違反報告)
ラリマー - 面白ーい！もっと風丸とのシーンがあったらいいです！ (2016年6月25日 13時) (レス) id: 7542d48220 (このIDを非表示/違反報告)
糸覇 - 面白かったです！ もっと風介グイグイ来ても、 大丈夫です！！！！！ (ふーすけバカ) (*д・)♪♪♪ (2014年4月8日 16時) (レス) id: 78971d96d6 (このIDを非表示/違反報告)
神流(プロフ) - 欠片さん» 遅れてすみません！コメントありがとうございます！ゆっくりにはなりますが地道に更新頑張らせていただきます！ (2014年3月3日 22時) (レス) id: 9af68a06d6 (このIDを非表示/違反報告)
欠片 - すごい面白いです！続き気になります (2014年1月7日 16時) (レス) id: b19e665f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神流 | 作成日時：2011年8月23日 21時
