安眠です！ ページ3
なんで…なんでなんだろう。
私は今何故か抱き上げられている。
いや、正確には人が多すぎてもみくちゃにされてた所を助けてもらったのだが…誰だろう。
轟｢おい…大丈夫か？｣
『…あ、えと、ありがとうございます親切な人。』
轟｢別にいい…困ってそうだったからな。このまま移動するぞ。｣
『えっ、いや、そんな』
轟｢お前、またもみくちゃにされるぞ？｣
『…お願いします。』
そんな、いいのか？みたいな顔で見ないでよ…。
んん…にしても朝苦手だから このちょうどいい揺れが眠気をさそ…うね
『……えび…ふらい…んぅ…』
轟｢ぶっ…！｣
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
周りにいた人がきいていたらしく
私の1部でのあだ名はこの日からえびちゃんになった。
私が気づくのはもっとあとの事だった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ーーー！
ーーーー。
なんだか騒がしい声がする。
あー…そういや誰かに運んでもらってそのまま寝た気がする。
もう少し寝たいし…耳だけ傾けよう…。
八百万｢轟さんありがとうございました。ご迷惑お掛けしてしまってすみません。｣
ももの声だァ…私はぐれて会えなかったんだよねぇ…
轟｢別にいいが、よくこんなにも寝れるもんだな｣
八百万｢そうなんですの、いつもこうなんです。｣
轟｢そうか｣
自己紹介は終わったんだろうなぁ…私いつまでも寝れるね…おやすみ…せめて耳は…聞いとくよ…
相澤｢…お友達ごっこをしてぇならよそへいけ…｣
うんわぁ…寝てたのにごっつい負の感情感じたよォ……でも私はまだ寝るんだよ、君暖かいね親切な人
相澤｢はい…静かになるまでに8秒かかりました｣
古いよォ…古いよォ…！！！
相澤｢担任の相澤消太だ。よろしくねー…。早速だがこれ着てグラウンドに出ろ。轟、そいつは預かる。帰ってきたら変われ。｣
切島｢えっ、先生起こさなくていいんスか？｣
相澤｢こいつは寝たらなかなか起きない。いいから早くしろ…。｣
んーいや、なんで知っとるん。。。
私は君を知らんよ？
いや、見てもないから知らんけど。
まぁ、いっか
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
｢｢｢｢個性把握テストォ！？！？｣｣｣｣
うるさい…んん…
麗日｢入学式は！？！ガイダンスは！？｣
相澤｢ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよー｣
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作者名：杏@ルイ王子 | 作成日時：2021年3月7日 1時
