11話 ページ13
青雉｢ただ、さっきからギリギリで避けてるのは気になるねー。｣
ルイ｢…ムカつく｣
赤犬｢あ？｣
ルイ｢ムカつくんだよ！！その確信した顔がｯ！お前が勝てると思うなよ！この2日間色々見させてもらった。お前の正義は反吐が出るｯ…仲間を見殺しにして楽しいのかよ！！！！なぁ！！！！！！！！｣
赤犬｢知ったことか！！！！｣
技を繰り出す赤犬。それはとどまることを知らず見物している海兵にも飛んでゆく。
ルイ｢ふざけんな！！！！！！関係ないやつに飛び火させんじゃねぇよ！！！！！！！！｣
ルイはその飛び火を受けると地面にへばる。
本来五歳の子が受けるようなものではない。
ルイ｢ｯ！！！！！！！！｣
赤犬｢油断してると…ｯ！｣
ルイ｢足元すくわれるってか？あ？ふざけるなよｯ…お前許さねぇ！！！！！…大丈夫か？｣
海兵｢あ、ああ…だがっ！お前その背中ｯ！！！｣
傍から見れば五歳の子には見えないだろう。
だが、事実は事実。
ルイ｢ｯ…大丈夫だ。｣
センゴク｢ｯ…ルイ！ ルイ｢手、出すなよ。お前もだクザン。｣｣
青雉｢ｯ…。｣
赤犬｢ほぉ…まだ立てるのか｣
黄猿｢…。｣
ロシ｢…ルイ！！！もうやめろ！！！！！！｣
そんな声がいろんな声に混じりルイの耳に入る。
ルイ｢…ロシー…。ｯなぁ、センゴク…力の加減が出来なさそうだ。海兵を逃がす時間を一分やる。好きにしろ。｣
周りの海兵はそんなわけないだろうという顔でルイを見る。
センゴクは悩み口を開く。
センゴク｢巻き込まれたくないものは直ちに逃げ出せ。危険とみなす。｣
だが、誰ひとりとして逃げるものはいない。
みな、この戦いを見届けたいようだ。
赤犬の背中を取り、背中に手を当てると
ルイ｢知らねーぞ。��侵食輪廻ーグラウンド・デスー��｣
大規模な砂嵐が舞う。
殆どの人が倒れる中ルイは微笑んだ。
ルイ｢死に晒せよ｣
と言い放ち赤犬を蹴り落とす。
？？？｢な、ななななななんじゃこのありさまは！！！！！！！！！｣
ルイ｢…。(センゴクとクザンは…弱ってるがいけそうだな。ロシーは…いた！)｣
その声を無視して進むルイ。
ルイ｢ロシー…ごめん…大丈夫？｣
ロシ｢…。｣
ルイ｢��治癒ーヒーリングー��無事だな。寝てるみたいだ。………何か用か英雄ガープ｣
ロシ｢…。｣
ガープ｢これをやったのはお前さんか？｣
ルイ｢ああ。｣
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作者名：夢見る王国 | 作成日時：2017年9月9日 2時
