家のドア開けたらAUの世界(ry…よーん

恋愛話 ページ6

食べ終え、どう会場を抜け出すかを考える。
「(チャットで送ればいいかな。文面は──)」
文面を考えていると「アスナ」とShiftyに声をかけられ、我に帰った。
「あ、はい」
「アスナが言うより、仲いいと思うよ。ふたりとも」
「……そう、ですかね」
「うん。羨ましいよ」
「……え？」
「なんだかんだ一緒に居るんだもん」
そう言う顔はむすっとした顔で嫉妬心が少し見えた。
……あ、地雷踏んだ。
そう思った私はなんとか回避するため、思考を回した。

「え、と……い、今更なんですけど、Shiftyさんは、Charaさんとはどういう」
「友達なんだけど……好きなんだよね」
愛が重いのか…？
なんか、親近感を感じる……なんでだろうか。
「何がだめなんだろう？……分かる？」
「……多分、の話になりますけど……お、押し過ぎなのでは…」
「押し過ぎ？」
「は、はい。グイグイ…って感じで」
「グイグイ……うーん。そう見える？」
「はい…」
そう言うと唸って考えている。
「そっ、かぁ……ありがと、ちょっと考えてみる。」
「そう、ですか……。」

「そう言えば、アスナって好きな人とか居るの？」
「え？……あー……えっと」
恋愛話を振られ、しどろもどろになってしまった。
言っても良いものか……。
「あ、その、嫌なら」
「いや、違くて……もう、会えないので」
「そっか」
「言えなかった後悔が……まだあって。でも、ずっと好きなんです」
「後悔…」
「……あの時、当たって砕けろ…でも、良かった。伝えておけば、悔いが残らなかった……そう、たまに考えてしまうんです。」

……あ、しまった。
重たい雰囲気にしてしまった。
「あ、その、重くしてしまってすみません。そんなつもりなくて」
「ううん。大丈夫。……本当にその人が好きなんだね」
「……はい」
忘れる訳がないし忘れたくない。
……忘れる、か。

また。→←奪うつもりはない

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