家のドア開けたらAUの世界(ry…よーん

落ち着かない ページ4

視点回帰
視点:紗奈

落ち着かない……眼鏡がないだけでこんなに違うのか。
眼鏡に頼りすぎたせいだろうか、明日からは掛けずに過ごすべきか……。
いや、それより。
「(皆、顔良すぎない？ちょっと眩しいんだけど……。)」
光量少しでもいいから落としてくれ、目が潰れる。
「あ！遅いよ！ってアスナ！コンタクトにしたんだ！」
「え、あ、はい……」
なんだろう……嘘をついた罪悪感が出てきたんだけど……。
「へぇ。アスナ、コンタクトにしたらそんな感じになるんだ」
「まぁ、ハイ」
そんな事を話しながら、会場に入った。
席に荷物を置いた。

……なんだか、空気が少し変だ。
少し重く、緊張しているのを感じる。
なんとなくだが、視線を感じる。
「(気のせい、とは言えない気が……いや、気にしたら負けか。)」
荷物を置いて取りに行くことにした。
なんだか落ち着かない。
眼鏡がないからクリアな視界で少し気が立っている。
静かに深呼吸をする。
「(どれに……ん？)」
ポケットに入れていたスマホが震える。
「(チャットかな…)」
後で確認しようとスマホを気にしつつ、食べるものを手早く取った。

「……いただきます。」
食べ始めようと思ったが、スマホがまた震え、食べようとした手を止めた。
モエナ今日の夜分かってるよね?
いつも通り、22時くらいで大丈夫そ?
アスナはいはい。
じゃあ、また後で。
送信し終え、スマホをしまってから食べ始めた。
22時、か……大丈夫そう。
「(早く食べて、お風呂を早く済ませば……うん。2時間位空けられる。)」
その間に本を読み終えられる。そう思えば食べる手は自然と早くなっていった。

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