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覗き見 ページ26

一通り、見終え箱にしまった。
嫌な物を見て奥底にしまっていたはずの記憶が脳裏をちらつき、ため息は出ないが気分が沈むのを感じる。
鋏をみると少し、落ち着く。
あんなことをしたからだろうか、刃物の中で特に鋏を見ると落ち着くのだ。
「アスナ」と声を掛けられ、我に返る。

「あっ、はい…な、何でしょうか」
「何か飲む?」
「え、えっと……ハイ」
そう言えば、ここはバーだった。と思いながら、メニューを渡された。
「(お酒は絶対だめ。ソフトドリンクのページは…)」
メニューを捲り、ソフトドリンクのページを開いた。
「(……コーラにしよう)」
そう思い、メニューを閉じた。

「決まった?」と聞かれ、コーラにすると伝えると「意外」と返された。
「そういうの飲まないかと思ってた。」
「え?あー……飲みますよ」
そう言いながら、コーラを注文し程なくして、コーラが運ばれてきた。
一口飲み、口の中が甘くなる。
甘さから少しだけ、ため息をした。
少し、落ち着きを取り戻したが、それでもどこか緊張している自分が居た。
バーという、大人な雰囲気の場所にかなり緊張しているらしい。
その時、スマホが鳴り1言断ってから席を外した。

━━━━━━━━━━━━━━
視点:Chara

アスナが席を外し、店の外へと行ったのを見てからリュックを開けた。
「(あのスマホ、多分ここのだ。スマホケースが違ってた。)」
リュックを探ると、内ポケットに入っていた。
「スマホか?」
「そう、多分元の世界……プレイヤーの世界の携帯かな」
そう言い、メモ帳にメモをしたパスワードを入れ、解除した。

「お前、パスワードどこで」
「……なーいしょ」
と言って、スマホの中身を見始める。
「結構ゲームアプリが入ってるな…」
「だね。……気になるのはチャットとSNSかな」
先にチャットを確認することにした。
親とはあまりチャットをしておらず、夕飯何食べたいとか、帰りが遅くなるくらいで特に何もなかったが……。
「本当に友達居ないんだ…」
入っているアカウント、両親らしきアカウントと公式アカウントばかり。
友達らしきアカウントは1つも無かった。
チャットを閉じてSNSアプリを開こうとした。

「──あの…なにをして」
「っ!え、あー……」
なんて言うか考えていると、「リュックからスマホ、落ちてたぞ」とオリジナルのSansがすかさずフォローを入れ、その間にこっそり電源を消した。
「……そう、ですか」
「そう。はい」
スマホを手渡し、なんとかなった。

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藍霜月(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» コメントありがとうございます!舞いですか…!‹‹\(´ω` )/››‹‹\(´ω` )/›› 神作品と言って頂いて嬉しいです…! (5月3日 22時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - 更新されてた..... 嬉しすぎて 舞い踊りたい気分です!! 神作品をありがとうございます (5月3日 21時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
藍霜月(プロフ) - 零科さん» コメントありがとうございます!更新頻度が落ちてしまって申し訳ないです…。最高といって頂いて嬉しいです…! (5月3日 21時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
零科 - 久々の投稿......!今回も最高でした😊 (5月3日 21時) (レス) @page33 id: b0328d2f31 (このIDを非表示/違反報告)
兎妬 ぅさ子(プロフ) - 😆😆😆 (4月7日 16時) (レス) @page31 id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍霜月 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年2月4日 13時

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