家のドア開けたらAUの世界(ry…よーん

勿体無いな ページ13

準備をし終え、部屋を出た。
「あﾞ〜、やらかしたな……」
取り敢えず、どうしようか。
先に何かを食べるべきだろうか。
「(ショッピングモールの方に……いや、一人行動禁止)」
「(連絡すれば、大丈夫、なのかな…)」
どうしたものか。と考えながら廊下を歩き、階段で下った。
「あ、連絡しなきゃ」
そう呟いて、スマホを取り出しチャットを開いた。
開くと不在着信の多さに申し訳なくなってしまった。

「(不在着信多っ……迷惑、かけちゃったな)」
気をつけよう、と思いながら謝罪とショッピングモールに行くことを打ち込んだ。
それとなく、一人で行動したいというのを添えて送信した。
ロビーの階に着いたと同時に了解の返事が来た。
それと連絡は定期的にしてほしいと送られ、了承の返事を送った。

「(さて、と。行こう。)」
ホテルを出てショッピングモールに向かう。
「……今日、涼しいな。そう言えば、4時くらいに雨降ってたな」
地面がぐちゃぐちゃで濡れているが、風は涼しい。
桜並木のところは、汚くなっているだろう。
「(……ちょっと寄り道しようかな。)」
今日は一人なんだし、行こう。
そう思えば桜並木の道へと歩みを進めた。
「(やっぱり、濡れてる。)」
花自体は昨日より少し減った気がする。
「(地面は……やっぱり、ぐちゃぐちゃだ。)」
花びらの絨毯のように綺麗だった地面が泥に塗れ、汚くなっている。

「──勿体無い」
綺麗だったのは昨日までみたいで……。
乾いてまた花びらが落ちれば、また綺麗になるはずなのに、何故かそんな言葉が口から自然に出てきたのだ。
「……昨日のうちに行ってて良かった。」
そう呟き、桜並木を離れショッピングモールへと向かった。
ショッピングモールは1回目よりも人を見かける。
どこの店で食べるか……そう思いながら館内地図を探した。

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