話 ページ2
エレベーターに乗っている間、今日のことを話していた。
「アスナは今日回った所でどこが良かった？」
「えっと……桜並木、の」
「あそこね。花びら取ったの偶然じゃないでしょ？」
「…たまたま、です」
「ダウト」とCharaが言ったと同時にエレベーターが着いた。
部屋につき、カードキーでドアを開けた。
「お邪魔します」
「ど、ぞ」
ソファへと向かったがテーブルの上に置いてあるものに目が行った。
「──手紙。」
「…開けても、いい？」
「…はい」
封を開け、内容を見ている。
「……アスナ」
「はい」
「絶対に一人で行動しないで。後、定期的にどこにいるのか連絡すること」
「──え？あの、手紙の内容って」
「それは、言えない。でも、絶対に一人で行動しないで。」
「え、いや、でも。……ハイ。」
一人で行動したかったのに、無言の圧力でハイと言わざるを得なかった。
「それでよし。」と満足して手紙をズボンのポケットにしまった。
手紙の内容はなんだったのだろうか。そう疑問に思いながらソファに座った。
ペットボトルを開栓し、少し飲み、気を落ち着かせる。
「……それで、話なんだけど。」
そう口を開いたCharaの手が、眼鏡に向かった。
「っ！」
認識した瞬間、手を払い、ソファから慌てて立ち上がった。
それを物ともせず、Charaもソファから立ち上がり、眼鏡をそっと外された。
「……やっぱり、伊達眼鏡なんだね。」
「ゔ…ブルーライトカットので」
「知ってる。眼鏡に反射した光が青色だったし……でも、どうして目が悪いって言ったの？この眼鏡、度がないけど」
「……怒りません？」
「正直に話せばね」
ここで嘘をつくのは良くない。と言うより嘘ではない。
「……咄嗟に出た嘘です。ハイ」
「……そっか」
「……げ、幻滅しますよね……息を、するように、嘘を吐く人って。そう、思いますよね」
「そんな風に考えてないって」
「……ほんとですか？」
「ホントホント……話したいことはそれだけ。」
「そう、ですか。」
「うん。じゃあ、やらないといけないことがあるから」
「アッ、ハイ……また」
「うん。また」
そう言って部屋を出て行った。
……手紙、何だったんだろう。
まぁ、良いか……。
「というか、飲み物のペットボトルおいて行ってるんだけど……え、これ、貰ってもいいの？」
取り敢えず、後で渡しておこうと考え、冷蔵庫に入れておいた。
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藍霜月(プロフ) - 紅奈虹夢＠虹茶さん» コメントありがとうございます！舞いですか…！‹‹\(´ω` )/››‹‹\(´ω` )/›› 神作品と言って頂いて嬉しいです…！ (5月3日 22時) (
レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - 更新されてた..... 嬉しすぎて 舞い踊りたい気分です!! 神作品をありがとうございます (5月3日 21時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
藍霜月(プロフ) - 零科さん» コメントありがとうございます！更新頻度が落ちてしまって申し訳ないです…。最高といって頂いて嬉しいです…！ (5月3日 21時) (レス) id: 64f8ddb167 (このIDを非表示/違反報告)
零科 - 久々の投稿......！今回も最高でした😊 (5月3日 21時) (レス) @page33 id: b0328d2f31 (このIDを非表示/違反報告)
兎妬 ぅさ子(プロフ) - 😆😆😆 (4月7日 16時) (レス) @page31 id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
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