マフィアと少女【d!】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:18,182 hit

１話目! ページ2

Aside

『ママ、だいじょうぶ？』

よたよたとママに近づく

ma「誰のせいだと…まあ、いいさ。あたしはいいから早くその傷洗ってきな、

痕が残ると面倒なんだよ」

『わかった!ママ、また何かあったらたたいていいよ』

ma「…チッあぁ、そうさせてもらうよ」

ふぅ―――っとタバコを吐いて奥のおへやに行っちゃった。

シャーとシャワーで体を流す

『ぅ、いたっ』

シャワーはきらい、ママがたたいたりタバコをじゅっとしたところに当たってひりひりするから

急いで洗ってニットのタートルネックを着る

こんな感じ!

これはママとのやくそく。「傷が見えると不味いからタートルネックを着ときな」って

『ママ!あらってきたよ!』

ma「そうかい。あたしは出掛けるからボールでも持って何処かへ行きな」

ひょいとボールさんが飛んできて落とさないように抱える

『うん!いってきます!』

とたとたと走りお外に走った。

『んふっボールさんも楽しそう♪』

ポ～ンポ～ンとはねるボールさん手でとんとんとするとまたポ～ンポ～ンとはねる

『ポ～ンポ～ン!えへへっ♪』

『えへへっ…いたっ!……あ!』

前を見てなくて人にぶつかっちゃった。そのときに持っていたボールさんがとんでいった

『ボールさんまって～！』

ボールさんを追いかけていると横からトラックが来ていて

怖くなってぺたんと地面に座り込む

『…ぁ、う』

ぼ――っと見ていると急に体がふわっと浮いた

sypside

『…ん?』

tn「どうしたん?ショッピ君」

俺等がいるより先の方から悲鳴が聞こえる

足を止めたことに気付いたトントンさんが聞いてくる

『いや、なんか騒がしくないですか?』

tn「確かに妙やな…」

民衆が見ている方を見ると小さな少女が道路に飛び出している

『俺、ちょっと行ってくるんで頼みます!』

tn「あ、ちょッ、ショッピ君!?!?………はぁ――っ」

歩道の柵を飛び越え少女の元へ走る

『危ないｯ！』

怪我をしないよう頭に片手を回し空いた手で体をこちらに寄せる。

そのまま怪我をしないよう受け身を取る

『……ったぁ…』

幸い向かいの歩道に届いたおかげで大怪我はなかった

それよりも…

『大丈夫ですか?』

「......ぅ」

『う…?』

「...う、ぐす、」

「ぅ、うぅ、、ぅわぁぁあぁぁん!!!」