神様はじめました『一人ぼっちの神様』

1．新しい神様 ページ3

【美琴sied】

今日、社に人間がやって来た

巴衛はミカゲと勘違いしてた・・・

巴衛:｢ミカゲか・・・久しぶりだな・・・ミカゲ、今までどこに行っていたんだ？｣

美琴:｢巴衛、このこミカゲではない！｣

巴衛:｢２０年間も俺に留守番を、させやがって・・・！｣

って、聞いとらんし・・・；

巴衛:｢ブチ殺ス！！｣

奈々生:｢違う・・・っ私は、ミカゲじゃな・・・っ｣

ん？何で止まった？

巴衛:｢鬼切！虎撤！｣

──ポイ─

巴衛はさぞ、当たり前の様に人間を床に捨てた

鬼火:｢はい、巴衛どの｣

巴衛:｢こいつは、ミカゲではないぞ｣

美琴:｢えっ！今さら！？｣

鬼切:｢そんなバカな
しかし、額には土地神の印がございます｣

奈々生:｢(ひっ額───！？)｣

虎撤:｢それに、ミカゲ様の神気をほのかに感じます｣

巴衛:｢だが、こいつは違う

おい女

お前は一体何者だ？｣

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奈々生:「行く所がないって行ったら、ここに住むようにってその男の人から・・・｣

ミカゲに貰ったメモを巴衛に渡した

巴衛:｢ふん、確かにこのアホ字はミカゲだな｣

奈々生：「(妖怪って・・・初めて見た、この人が巴衛・・・キレイな顔・・・)」

巴衛：「お前が会ったその男は、この地の土地神だ」

奈々生：「・・・えぇ！？あの人も妖怪！？」

巴衛：「“土地神”そして、この社は土地神の宮
その主の座を譲られたということは・・・土地神の位を譲られたということだ」

美琴：「へぇ・・・それはめでたいな・・・」

虎撤：「早速、宴の準備を！！」

鬼切：「ささ、美琴どのもお手伝い下さい！！」

美琴：「あぁ・・・そうだな」

巴衛：「待て、こいつが神だと？こんな小汚い娘に何が出来る！？
せいぜい、賽銭の勘定か庭の草むしりがいいところだろう！！願い下げだ！！」

鬼切：「巴衛どのっ
しかし、この方はミカゲ様のご推薦・・・」

巴衛：「要らん！つまみ出せ！！」

奈々生：「随分・・・上から失礼なことを言ってくれるわね・・・
こんな廃神社お賽銭入れる人もいないくせに！！
こっちから願い下げよ！！」

とりあえず、私は奈々生という人間を社に泊めることにした・・・

〜〜〜〜〜〜〜

始まりました♪

次回もお楽しみに

2．人の願い・・・→←prolog

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