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五条side
五条「Aさん、今日の夜僕の家来てよ」
『今日の夜か〜。』
五条「先約?」
『先約あるけど…悟と過ごしたいから悟の家行くよ』
五条「そうこなくっちゃ」
Aさんは僕からの押しに弱い。
昔から知っている分そう言い切れる。
俺も気に入られていると思い込んでいる。
だってそうじゃなきゃこんなにも僕を優先するはずない。
家に着き真っ先にAさんを抱きしめる。
『また筋肉増えた?』
五条「Aさんのために頑張った」
『可愛いね悟は』
僕の背中を撫でるAさん。
昔頭を撫でたいけれど届かないから背中を撫でていると言っていた。だから僕は膝を床につけて頭を撫でてもらう。
そうするとAさんは喜ぶ。
まるで犬を撫でているかのように。
僕の家に来た時は毎回Aさんは泊まっていく。
だからAさんの服とかメイクとか、僕が用意しているからなにも持ってきていなくても大丈夫になっている。
Aさんと同じベッドで横になる。
『悟、おいで』
Aさんの胸に飛び込み抱きしめ合いながら寝るのがいつもの事だ。普通は男女逆だろうけど僕はこれがいい。
Aさんの匂いも好きだけれど、僕の匂いがするAさんはもっと好きだ。僕のものになった感じがして自惚れてしまうこの時間がすきだ。
五条「Aさん、好きだよ」
『うん、私もだよ』
僕が言っている好きとAさんの好きは違う。
分かっている。Aさんから好きだと言う事は無い。
私もだよ、といつも返ってくる。
僕の好意を知っておきながらAさんは思わせぶりな行動ばかりする。
それでも僕はAさんが好きだしついていきたい。
Aさんは僕の頬にキスをしおやすみ、と言う。
本当にこの人は悪魔だ。
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神様 - 治って良かったです!更新がんばってください。 (1月21日 18時) (レス) @page25 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 大丈夫ですか?よく治りますように (1月16日 16時) (レス) @page26 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 新作見させて頂きました!面白かったです!2つとも更新頑張ってください。 (1月15日 18時) (レス) id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - いえいえ。楽しみにしています! (1月14日 10時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
ruin04lm0r(プロフ) - 神様さん» いつもコメントありがとうございます!!七海side書くの初めてで、どうだろう?って不安だったんですがそう言って貰えて嬉しいでふ!!更新頑張ります! (1月13日 19時) (レス) @page22 id: 79ff97e717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ichigo_ | 作成日時:2024年1月4日 7時