俺達の副担任は【呪術廻戦】

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七海side




『ななみ〜ん、聞いてよぉ』




七海｢嫌です｣




『ケチ』



この人は2つ上の先輩のAさん
少しばかり五条さんに似ているとこがあって面倒臭い。




『悠仁がさぁ〜可愛くって可愛くって。抱きしめたらすんごく照れてんの。』




七海｢さっき嫌だって言いましたよね？｣




『何だかんだ聞いてくれるじゃん』




それは貴方が勝手に喋るからでしょ。
私の気持ちも知らないくせに男の話をするAさんには嫌気がさしている。




『なんでいつも嫌そうな顔するの。ななみんもハグする？』




七海「なんでそうなるんですか。」




『え〜したいのかなって。それかウチくる？』




七海「誰にでもそう言ってるんですか？引きますよ」




『悠仁にしか言ってないって〜』




七海「普通に犯罪です。」




『だって……す「そういえば五条さんが呼んでましたよ。」……えー？歩きたくなーい。ここに呼ぼ。』




七海「全く…あなたって人は、」





今までこんな誰にも感情は抱いたことがなかった。
昔、呪術師を辞めた時も何回か会っていた。
五条さんみたいに泊まったりどこかへ出掛けたりはしなかった。
せいぜいご飯を食べに行くくらいだ。





『ななみん好きな人いないの〜？』



七海「いません」




『ふーん、つまんないのー。』




Aさんが好きだと言ったら迷惑でしょう。
別に、貴方に好きな人がいるから隠している訳では無い。
貴方を支えれるような器用な人間ではない。ただそれだけだ。





五条「あれ？ななみんもいたんだ」




七海「だからその呼び方…はぁ。私はもう行きます。」




『もう行っちゃうの？悟の好きな所で山手線ゲームでもしようよ』




ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ、
五条「ぜんぶ！」



ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ、
『ぜんぶ！』




七海「あなた方といるととても疲れます。」




『またまた〜！楽しいくせに〜！』




本当に疲れますよ。
好意を隠すのにとても。



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