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虎杖side
虎杖「Aさん、?」
腕を引かれAさんの後ろを歩く。
名前を呼びかけても反応がない。
高専を出て10分。
確かこの方向にあるのはAさんの家だ。
Aさんの家につき中に入る。
虎杖「Aさん…」
『ごめんね悠仁。勝手に連れてきちゃって』
虎杖「全然!」
Aさんはため息をついた後また頭を抱えていた。
虎杖「Aさん、頭痛い…?大丈夫?」
『あ…ごめんね悠仁、大丈夫だよ。』
リビングに移動しAさんが出してくれたお茶を飲みながらテレビを見ていた。
『悠仁明日授業ないけど…任務ある?』
虎杖「15時に伏黒と合同任務あります、」
『そっか…。午前何も用事ないなら、今日泊まってってよ。』
虎杖「へ…?!」
『悠仁と一緒に居たい…なんて、』
顔を紅くしながらそう言うAさん。
期待しないようにと注意しているけれどやっぱり心のどこかで少しは期待する。
虎杖「俺もAさんと一緒に居たいです、」
『へへ、もう一緒に住んじゃう?』
虎杖「冗談、ですよね…?」
『え〜?結構本気なんだけどなぁ』
住みたい、って言いたかった。
でもAさんは冗談で言っているんだろうと思って聞いたのに。この人にとっての本気とはどの程度なんだろう。
そんなことを考えていると目の前にAさんの手が目にうつる。握られた手の中から出てきたのは家の鍵ぽいもの。
『あげる。私の家の鍵。いつでも来てよ』
虎杖「え…?」
こんなもの、貰っていいものだろうか。
他の人達にも渡しているんだろうか。
もし俺がこれを使ってAさんの家に来た時
他の男の人と出会ってしまったら…。
『スペアこれしかないんだよね。だから悠仁と私しか持ってない』
.
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神様 - 治って良かったです!更新がんばってください。 (1月21日 18時) (レス) @page25 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 大丈夫ですか?よく治りますように (1月16日 16時) (レス) @page26 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 新作見させて頂きました!面白かったです!2つとも更新頑張ってください。 (1月15日 18時) (レス) id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - いえいえ。楽しみにしています! (1月14日 10時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
ruin04lm0r(プロフ) - 神様さん» いつもコメントありがとうございます!!七海side書くの初めてで、どうだろう?って不安だったんですがそう言って貰えて嬉しいでふ!!更新頑張ります! (1月13日 19時) (レス) @page22 id: 79ff97e717 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ichigo_ | 作成日時:2024年1月4日 7時