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虎杖side




夏油の腕を引き教員室から少し遠くにある空き教室に入った。




夏油「どうしたんだい?そんな慌てて」




虎杖「いつ帰ってきてたんですか…?!」




夏油「ついさっきだよ。それよりさっきの質問に答えて欲しいかな」




虎杖「いや…その…」




夏油「盗み聞きしてたなんて誰にも言わないさ。」



夏油先生にはお見通しだったみたいだ。
夏油先生はなんで盗み聞きをしたのか、と続いて言った。




虎杖「Aさんの事、知りたくて…」




夏油「あぁ、Aさんか。あの人は不思議な人だよね。」




虎杖「夏油先生も好き、なんですか?」




夏油「前まで好きだったさ。でも今は諦めたに近いかな?」




虎杖「もしAさんが夏油先生を好きだったらどうなんですか、」




夏油「ハハッ、それはないさ。」




どうしてそう言えるのか聞きたかった。
分からないのに。五条先生じゃないとしたら五条先生と同じくらい強い夏油先生だって有り得る。




夏油「悠仁はAさんが好きなんだね」



俺は小さくはい、と答えた。
すると考え込む夏油先生。
どうしたんですかと聞くと、なんでもないよと言った。




夏油「まぁ、いつか彼女から話してくれる日が来るさ。私はそろそろ戻らなきゃ行けないから行くよ。」




そう言い残し教室から出ていった。
話してくれる日が来る、とはなんだろうか。
さっき五条先生が言っていた過去の話、だろうか。


Aさんの過去はほとんど知らない。
どんな学生時代だったのか聞いたことはあった。
でもはぐらかされた。
言いたくないのかもしれないと思いそれ以上は聞かなかった。




俺も教室を出て寮に向かおうと廊下を歩いていた。



『あれ?悠仁?』




虎杖「A、さん…」




『寮に戻らなかったの?』




虎杖「Aさんに、会いたくて…」




『フフッ、さっきまで会ってたのに?』




虎杖「Aさんが居ないと、伏黒達といてもなんか…寂しいんだよな。Aさん何してるかなとか、会いたいなとか…」




『あ〜、』



Aさんは頭を抱えたまま動かなくなった。
やっぱり迷惑かな、と思って俺は謝って寮に戻ろうとした。




『待って、』




.

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神様 - 治って良かったです!更新がんばってください。 (1月21日 18時) (レス) @page25 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 大丈夫ですか?よく治りますように (1月16日 16時) (レス) @page26 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 新作見させて頂きました!面白かったです!2つとも更新頑張ってください。 (1月15日 18時) (レス) id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - いえいえ。楽しみにしています! (1月14日 10時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
ruin04lm0r(プロフ) - 神様さん» いつもコメントありがとうございます!!七海side書くの初めてで、どうだろう?って不安だったんですがそう言って貰えて嬉しいでふ!!更新頑張ります! (1月13日 19時) (レス) @page22 id: 79ff97e717 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ichigo_ | 作成日時:2024年1月4日 7時

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