17 ページ17
虎杖side
結局好きな人は教えて貰えなかった。
でもAさんは高専内にいる、と言った。
五条先生とか夏油先生とか、もしかしたらナナミンかもしれない。いや、硝子さんもあるのだろうか。
夕方になり高専に帰ることになった。
少し寂しく思えたがまたお出かけしようとAさんは言ってくれた。
『じゃあ私悟に用事あるから、ここで。』
寮と校舎の分かれ道でAさんと別れた。
五条先生に用事って任務の話とかかな。
それとも…デートなのかな。
虎杖｢ごめん、俺用事思い出した！先帰ってて｣
2人を置いて校舎の方に走っていく。
どうしようもないくらいAさんの事で頭の中がいっぱいだ。
教員室に入るAさんを見て俺も近づいていく。
扉の前に立った時中から五条先生とAさんの話し声が聞こえてきた。
五条〈Aさん、____のこ__きで___〉
途切れ途切れで五条先生の声が聞こえる。
もっと聞えるように俺は扉に耳を近づけた。
《どうだろうね？》
五条〈好きだって言ってくれれば僕は素直に諦めるのにな〉
《諦めちゃうんだ。寂しいなぁ》
五条〈Aさんが何を考えてるのか分からないよ…〉
Aさんの好きな人の話だろうか。
五条先生が諦めるということは五条先生では無いのか？
《たとえ好きでも手を出すことは無いよ》
五条〈………過去が忘れられない…？〉
《そうかもね。怖いんだよね、呪術界はいつでも死と隣り合わせでしょ。》
五条〈僕は…僕は最強だよ。〉
《そうだね。例えそうでも……残された人間は生きたまま傷を負わなきゃいけないんだよ》
五条〈そうかもしれないけど…僕は死なないよ。ずっとAさんの傍に居れる。〉
《悟…もう私に同情しなくていいんだよ》
五条〈僕は…！〉
夏油｢悠仁、そこで何してるんだい？｣
虎杖｢夏油せんせ…！｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神様 - 治って良かったです!更新がんばってください。 (1月21日 18時) (
レス) @page25 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 大丈夫ですか?よく治りますように (1月16日 16時) (レス) @page26 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - 新作見させて頂きました!面白かったです!２つとも更新頑張ってください。 (1月15日 18時) (レス) id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
神様 - いえいえ。楽しみにしています! (1月14日 10時) (レス) @page24 id: 9fd19e5354 (このIDを非表示/違反報告)
ruin04lm0r(プロフ) - 神様さん» いつもコメントありがとうございます！！七海side書くの初めてで、どうだろう？って不安だったんですがそう言って貰えて嬉しいでふ！！更新頑張ります！ (1月13日 19時) (レス) @page22 id: 79ff97e717 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ichigo_ | 作成日時：2024年1月4日 7時
