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Aside
『悠仁、いる?』
授業もなく任務もない休みの日、悠仁の部屋の前に来ていた。
虎杖「A、どったの?」
『お願いがあるんだけど……今日って任務ある…?』
虎杖「今日は俺休みで暇!お願いって?」
『彼氏とデートの約束してたんだけどドタキャンされちゃって…もしかしたら浮気…してるのかなって思ってて、証拠とりたくて…』
言葉足らずなのに悠仁は察してくれて、いいよと言ってくれた。
虎杖「場所とかわかってるの?」
『前見かけたところ、行こうかなって思ってる』
虎杖「そっか!俺いつまでも付き合うぜ!」
悠仁の優しさを利用してしまうのはどうかと思っていたけれど、悠仁が着いてきてくれてなんだか安心した。
彼氏を見つけるのに時間はかからなかった。
『い、た…』
やっぱり女の人と歩いていた。
虎杖「A…」
『大丈夫、後ついて行きたいんだけど、いいかな?』
虎杖「おう。」
女の人と手を繋ぎながら歩く写真を撮り、後をつけた。
『ここって…』
たどり着いたのはラブホテルだった。
高校生なのにこんな所…。
ラブホテルの前でイチャつき、仕舞いにはキスをしていた。
すかさず写真を撮る。
もう心の痛みはなかった。
期待もしていなかった。
どうせ捨てられる。どうせ浮気してる。なんて毎日思っていたら好きという感情すら薄れていた
でもどこかで。どこかで信じていた。
もしかしたら、っていう期待を彼は裏切った。
矛盾している感情がぐちゃぐちゃになって泣きそうだった。
虎杖「A、」
『パフェ、パフェ食べたい!いいかな、』
耐えられなくなった私はパフェを食べたいだなんて言っていた。
食欲はない。
やっぱり違う、なんて言えずカフェに入りイチゴパフェを頼んだいた。
『悠仁、ありがとね。付き合ってくれて』
虎杖「全然!その、少しでもAの力になれたなら、」
『あっ、あのね。明日の夜、悠仁の部屋に行ってもいいかな…?』
虎杖「任務は午前で終わるから、全然いいよ。伏黒達も誘う?」
『ううん、悠仁と2人きりがいい、な。』
虎杖「お、おう!分かった」
明日彼氏の家に行き別れを告げようとその時決心した。
悠仁の部屋に行こうとしたのは、その後悠仁が傍にいて欲しいと思ったからだ。
そんなことを思う私はクズなのだろうか。
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ruin04lm0r(プロフ) - ニックネームさん» ありがとうございますうぅ😭😭そう思っていただけて本当に本当にに嬉しいです!!次回作も更新頑張ります🫶 (1月5日 13時) (レス) id: 79ff97e717 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - 連載お疲れ様です!毎日更新が楽しみでした!!次回作も読ませていただきます!🤍 (1月5日 11時) (レス) id: 60c8ba75e9 (このIDを非表示/違反報告)
ruin04lm0r(プロフ) - もあさん» ありがとうございます!!😭とても嬉しいです😭 (1月4日 22時) (レス) id: 79ff97e717 (このIDを非表示/違反報告)
もあ(プロフ) - すごく面白かったです!!🥰映画化してほしいくらい!! (1月4日 22時) (レス) @page31 id: 595898a75e (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ruin04lm0rさん» ✉️。あのそちらの方にボードに返事送りました!来てると思うのでご確認お願い致します。 (1月1日 13時) (レス) @page19 id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ichigo_ | 作成日時:2023年12月28日 10時