君を切り取って恋に落ちて。【プロセカ】【神代類】

○あなたが居れば、それで。 ページ4

類side





「アルバム、見ていいか？」

「…………司くん。わざと僕の傷、抉らせてる？」

「すっすまない！そんな気は全然…」

「冗談だよ。好きに見てくれ」



まぁ、冗談でもないかもしれないけど。

司くんは、カメラが置いてある棚にある、アルバムを見た。

まぁ、全部Aで僕は写ってないけど。



「懐かしいな！体育祭の時のAだ」

「あぁ。男女逆転喫茶…だったかな」

「あまりにもイケメンすぎたよな」

「あっこれは、卒業式の……」

「泣きそうなA……可愛いな」

「司くん？？」

「流石に、人妻は取らないから！！」



……僕のアルバムには、大半がA。いや、Aしかいないかもしれない。

でも、今思えば君のアルバムに僕は、









…居たのだろうか。

高校生の頃の出来事を境に、消えたのではないのだろうか。

○あの時、僕は。→←○何気なかったあの日常。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す