〃／青柳冬弥 ページ6
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「と、冬弥…っ！二本も飲んだら…！」
私の制止を聞かず、冬弥は小瓶の蓋を開けた。既に一本…彼が飲まなければいけない分は飲み終わっている。自分を犠牲にして、私を守ろうとしているのだ。
私を見つめた後、彼は静かに小瓶に口を付け、それを空にした。
「と…っ、え」
やばい、二本飲ませちゃった。
冬弥に駆け寄ろうとした時、私の体は彼に強引に引き寄せられた。顔を上に向けられ、乱暴に唇が重なる。
「んっぅ…！？っ、…」
口内に、何かが流れ込んできた。考える暇もなく、液体が喉を通っていく。
な、何、これ。口移し、されたってこと？唇を離した冬弥の余裕なさげな表情に、思わず胸が高鳴った。気づけば、体は熱を持っていた。
「…A、Aは」
迫るように、冬弥が言う。
「俺のことを、友達としか見ていないのか…？」
「え…とう、や？」
「なぜ、警戒しないんだ…っ、俺は今も、お前を襲ってしまいそうなくらい苦しいのに…」
襲う。なぜか魅力的に聞こえるその単語に反応したのか、私は彼に縋り付いていた。欲望が、本能が望んでいる。この苦しさを全て分け合って、どちらとも分からないくらいどろどろになりたい、と。
冬弥のネクタイを取り、その制服のボタンを、手が勝手に外していく。
「っ、やめろ…」
「ん、ごめ、冬弥…むり、いやだよ、我慢したくない」
「そんなの、俺だって、」
「私のも、外していいから…ねえ、冬弥…？」
誤魔化すように抱き締められる。彼の肌から直に伝わる心臓の鼓動は、どく、どく、どく、と大きく波打っていた。
「…駄目、だ、A…」
「なんで…？私じゃ、嫌？」
「……やめて、くれ……俺は必死に、耐えているんだ…、本当は俺も、…っした、い…」
なら、してよ。私はもう耐えられない。今はただ冬弥に愛されたい。体がうずうずしてるの、苦しいよ。
「ね、冬弥お願い…私の初めて、冬弥にあげるから」
「後悔するに、決まっている…これ以上、煽らないでくれ…！」
「やだ…、冬弥の初めて、頂戴？」
「……っ……！」
糸が切れたように、冬弥は私を押し倒した。初めて見る表情、頬が赤くて息が上がってて…獲物を捕らえた狼のように、その目は私を映していた。
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蓮くん - お久しぶりです！！ほほちゃん生きてたんやね！！（E) (2022年8月29日 22時) (
レス) @page24 id: 074b164726 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - おおおお久しぶりです！！！！何気に初コメ失礼します！！！今回も最高でした…。彰人ぉぉぉぉ！！！！！！ (2022年8月29日 19時) (レス) @page24 id: 65f0ff2c55 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま君(プロフ) - お久しぶりです〜！！！ 更新ありがとうございます！！！！！！ (2022年8月29日 19時) (レス) @page24 id: ce4c43f51a (このIDを非表示/違反報告)
ほほほほ(プロフ) - お久しぶりです、作者です。皆さんコメントありがとうございます！ リクエストに関してですが、説明欄にございますよう(何らかの不具合で表示されていなければすみません)既に締め切っておりますのでこちらでは対応しかねます……！ 申し訳ございません……！ (2022年8月29日 14時) (レス) id: 83ea4bc3e9 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - あぁぁかあいいいいいすき (2022年8月28日 2時) (レス) id: 460b72d7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほほほ x他2人 | 作成日時：2021年7月1日 7時
