二人にキスしないと出られない部屋／天馬司、神代類 317(みいな)様リク ページ1
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天使と悪魔、まさにその通りだった。
目の前には天使…司先輩と、悪魔…類先輩が。天使はともかく先輩を悪魔と呼ぶのはいかがなものかと思われるかもしれないけど、司先輩と並んだ類先輩は完全に悪魔としか言い様がない。
「……お題、何ですか」
「おや、元気がないねえ」
「わーそうですねー」
主にお前のせいだ。ピュア要素がないんだよあんた…隣の司先輩を見てみろ。もう目が綺麗、一点の曇りもないよ。
「A、これだ。『二人にキスしないと出られない部屋』…らしい」
「Aくん、頑張ってね？」
どうしてもこの二人は比べてしまう。少し恥ずかしそうに言う司先輩と、ニコニコと余裕ありげな笑みを浮かべる類先輩。結論、どっちも顔が良い。
「どっちが先とか希望ありますか」
言い終わる前に凄い勢いで類先輩に押し倒される。あのー、えっっっな感じじゃなくてギャグ的な感じ。
「僕だよねAくん。僕だよね？」
「じゃあ司先輩で！」
「えっ……」
割とガチ目にショックを受けた類先輩の隙を突いて司先輩にダイブする。勘違いしないでね、司先輩が好きって訳じゃないからね。
後ろに倒れ込んで私が先輩を押し倒し赤面見るという魂胆だったのだが、先輩はばっちり私を受け止めた。
「…っと、A、気をつけろ。オレじゃなかったら倒れていたぞ。怪我をしたらどうする」
ああまたお兄ちゃん属性出しやがって！それいらねえんだよいるけど！つまりいるんだよ！
「…えむくんのおかげ、だね」
未だ傷心中の類先輩がぼそっと呟く。えむさん？が誰かは知らんけど、その人が私から先輩の赤面を取り上げたのか…男女に関わらず相当可愛くないと許さないからな。
…はっ、ちゅーすればこいつは照れる…！よししよう！
「司先輩、目瞑って下さい」
「ん、ああ…す、るのか」
「……………」
先輩は瞼を下ろした。後ろからの凄い圧は気のせいだということにしておこう。
「ん……」
唇を離して目を開くと、先輩の目が薄く開かれていた。……ん？
「先輩、まさか見てないですよね」
「…何がだ？見ていないぞオレは。なぜなら見ていないからなキスをしている時の顔なんて本当だぞ」
察した。これは…見てる。まあいいや、司先輩だし。類先輩なら許さなかった。
「…その、A。もういっ」
「え、わっ…！」
腕を後ろから引っ張られ、そのまま私は抱き締められた。
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続
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蓮くん - お久しぶりです！！ほほちゃん生きてたんやね！！（E) (2022年8月29日 22時) (
レス) @page24 id: 074b164726 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - おおおお久しぶりです！！！！何気に初コメ失礼します！！！今回も最高でした…。彰人ぉぉぉぉ！！！！！！ (2022年8月29日 19時) (レス) @page24 id: 65f0ff2c55 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま君(プロフ) - お久しぶりです〜！！！ 更新ありがとうございます！！！！！！ (2022年8月29日 19時) (レス) @page24 id: ce4c43f51a (このIDを非表示/違反報告)
ほほほほ(プロフ) - お久しぶりです、作者です。皆さんコメントありがとうございます！ リクエストに関してですが、説明欄にございますよう(何らかの不具合で表示されていなければすみません)既に締め切っておりますのでこちらでは対応しかねます……！ 申し訳ございません……！ (2022年8月29日 14時) (レス) id: 83ea4bc3e9 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - あぁぁかあいいいいいすき (2022年8月28日 2時) (レス) id: 460b72d7e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほほほ x他2人 | 作成日時：2021年7月1日 7時
