絶望の日 ページ35
(ゴンside)
クラ「どうしたんだ。ゴン
改まって」
レオ「そうだぞ〜
遠慮せずに言え！」
2人とも優しいな……
本当は言おうか言わまいか迷ってた
でも、キルアと相談して言おうって決めたんだ
「俺達がアジトに連れていかれた時、他の旅団のメンバーも居たんだけど、その中に
ミホシも居たんだ」
さっきまでの明るい空気が一気に暗い空気に変わる
「最初はミホシも捕まったのかなって思ってたんだけど、旅団の奴らと凄く仲が良さそうだった
本当は言わない方が良いのかもしれないけど、キルアと話し合って、言おうって決めたんだ」
クラ「ゴン、キルア、A、
それは本当のことか？」
クラピカの普段からは全く聞くことの無い低い声が部屋の中で静かに響く
キル「本当だよ。俺達見たんだ。
ミホシのうなじのところに蜘蛛のマークがあった。
そこには確かに0って書かれてたぜ」
「なぁ？A」とAに、問いかけるキルア
Aも旅団とは何らかの関わりがある。
情報屋の仕事をしている時点で関わらないといけない時もあると思う。
キルアと話し合ってAと旅団の関わりについては言わないことに決めた。
でも、Aが旅団の奴らからメンバーになれって言われてたことは話そうってことになった。
その方がAを守れるし
『うん……そうだね。
本当だよ』
この場の雰囲気からか、Aは少し元気がなさそうだ。
クラ「そうか……」
レオ「おいおい、待てよ！
おかしいぜお前ら！
おい、クラピカ！まさか信じてる訳じゃねぇよな？
ミホシが俺らを裏切るわけねぇだろ！！
あいつは、お前の話を真横で聞いてたんだぞ！」
キル「じゃあ、俺達が嘘ついてるとでも言うのかよ
俺達は現場で見たんだぞ！」
キルアが怒鳴るように言う
確かにそうだ。
俺達は見た。この目で
ミホシが裏切ってるかもなんて考えたくもないけど、現状がそうである以上そう見受けるしかない。
「落ち着いてよ2人とも！
クラピカ、どう思う？」
一刻も早く、この2人を沈めなければ……
Aも元気がないみたいだし
でもなんだろう……触れて欲しくなかったって顔をしてる気がする。
ごめんA。でも避けては通れない道だと思うんだ。
ごめんね
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作者名：ruika72087651 | 作成日時：2023年2月11日 23時
