変わり者姉妹、合流を目指す模様 (ページ42)

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第365話姉、脅すページ42

「来い……！おれ達が相手をしてやる！」
(もうシャンクスイケメンすぎ抱いて)
戦争を終わらせるために現れた赤髪海賊団に私は痺れて仕方がありません、ええ。まあこれで戦争は終了、あとは2人を蘇生させるだけだ。
「……構わん！」
よし。センゴクさんもオッケー出したし、早速マルコにでも交渉しに
「ただし、それは白ひげ海賊団、及びその傘下の海賊団に対してだ」
……オウ？センゴクさん、そりゃどーゆー意味よ。つかなんで私らの方見てんですか？って見てんのは完全に私と梨香ですよね？
「白ひげの攻撃をものともしなかった包囲壁を破り、さらに大将達と互角以上に戦ったその姉妹は、見過ごすわけにはいかない！」
「ッ！」
まッ、マジで！？まさかこんなとこで影響出ちゃうの！？いやそれは妥当な判断かもしれないけど……どちらにせよ、ここでグズグズするわけにはいかない！万が一のときは、私の方が上手く逃げ出せるはず！
「──残りますッ！」
オーラを解除しながら叫び、視線が集まったところで続けた。
「──私が、残ります！」
頭を下げ自分以外には手を出さないように訴えるが、もちろんただで呑んでくださるとは思ってない。そのためにオーラは出したまんまにしてるんだし、ね。
「それは──」
思った通り渋い表情をしたセンゴクさんの発言を遮る。
「この条件が飲めぬと言うのでしたら！」
手を地につけて、オーラを無理矢理地面にねじ込んだ。同時に三大将を拘束。
「マリンフォード(ここ)を、沈めます！」
もしセンゴクさんがそれでも拒否するんなら、思いきり地盤にオーラをぶつけて島をバラバラにする。まあ誰も死ぬことはないだろう。さらに考える時間を奪うため、カウントダウンを始めた。
「10！9！8！」
「ッ！？」
ふふっ、焦ってる焦ってる。詐欺と同じだ、考える時間が限られてるならその分引っかかりやすくなる。
「4！3！2！い──」
「わかった！条件を飲む！」
……勝った。