変わり者姉妹、運命に抗う模様 (ページ19)

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♪300話記念の番外編(後編)♪ ページ19

「この子の名前はリナじゃ！もう1人リカという妹がいるがその子も含めてわしの孫にする！で、親のもとに帰りたくないというからここに住まわせたいのじゃが色々と手配してくれ！」
「まてまてまて色々とまて」
うん、センゴクさんの動揺はよくわかるよ。うちのおじいちゃんがどうもすみません。
「……はあ。とりあえず説教はあとだ。時間も推してるし、早く会議を始めるぞ」
「あの、私は？」
「すまん、すぐに終わらせるから我慢してくれ」
おいふざけんなよ仏。こんな胃が痛む部屋で私はしばらくステイせねばならんのか？断固拒否したい。
とりあえずガープさんの腕の中から脱出しようと、もがこうとしたそのとき。
ヒョイ
「ホアッ！？」
突然身体が浮かび上がり、できれば1番関わりたくなかった人の方へ向かう。や、やばい。私、まだ死にたくないぞ。
私の恐怖をよそに、身体は優しく降ろされた。ピンクのモフモフさんの膝の上に。
「おいドフラミンゴ！わしの孫を返せ！」
「フッフッフッ！こんな面白そうなおもちゃ返すわけないだろうが」
ドフラミンゴ貴様余計なことを。お陰でこの空間からの解放が遠のいただろうが。
それに、このままじゃガープが暴れそう……仕方ない。
「おじいちゃん。私は大丈夫だから、お仕事頑張って！」
「わかった！すぐ迎えにいくから待ってろ！」
そして俊足で席に着くガープ。よかった、素直に座ってくれて。
センゴクさんからチラリと眼差しを向けられて思わず背筋を伸ばすが特になにも言われることはなく、会議は始まった。

──1時間後
「おじいちゃぁん！」
「リナァ！怖かったのう！」
はい、私はガープさんに泣きついてました。なんでって？フラミンゴ野郎が会議中たびたび私のことを弄ってきたからだよ！
頬をプニプニされ耳をちょっとつねられ、挙句の果てにはくすぐられ！くすぐられたとき「ひゃっ！」って声が出たときは恥ずかしすぎて死にたくなったわ！
「フッフッフッ！お前は弄ってて面白かったぜ！また遊ぼうな！」
あーくそ！ムカつくこいつ！
「もう2度と私に近づくなロリコンピンクッ！」
「ぶふっ！」
「ロ、ロリコンピンク……！」
ちょっとみんななんでツボに入ってるの？これガチの感想なんだけど？
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元帥、大将、中将、及び七武海を(父性・母性・保護者的な意味で)堕としていくギャルゲー風味になっていたかもしれない。