第251話 妹、感じる ページ8
ペシッ ペシッ
「リカちゃん、起きて！」
「──ん、んん？」
(なんだァ？)
頬に小さな衝撃を感じて、そろそろと目を開ける。目の前には手と、ロビン？
「目、覚ましたみたいね」
は？俺ずっと寝てたのか？
「あーっと、俺どうしたんだっけ？」
「私と一緒にモリアに影を取られて、気絶したのよ」
「……ああああああッ！」
そうだそうだった！あんのモリアのクソ野郎絶対ただじゃ済まさん！
「それで、ルフィがオーズを弱らせてくれたみたい。あともう一息よ」
「そうか、ルフィが」
って、あれ？姉貴はどうしたんだ？
「なあ、姉貴は？」
「何があったのかまではわからないけど、今は起きそうにないわ」
俺の周りに生やした手を仕舞いながら、ロビンが視線を移す。その先には、被害者達に懸命に介抱される姉貴の姿があった。──なんか、イラつく。
「あれ、オーズがやったのか？」
「オーズ、ひいてはモリアがね。やっぱり心配？」
「そんなじゃねェよ」
心配なわけない。ただ、妹としてちと思うところがあるだけ、だ。
「じゃ、あとはオーズを封じてモリアを脅せばオッケーか」
「ええ、頑張りましょ」
その後はまあ原作通り。ロビンが脚を生やして作った足場をルフィを抱えたブルックが駆け上り、その間にナミとウソップとフランキーでオーズの足を凍らせる。さらにサンジが鎖を絡みつかせて動きをとれなくし。
「ゾロ！リカ！オーズの腹を引かせて！」
「わかった！」
「任せとけ！」
チョッパーの指示に従い、俺とゾロは刀を構える。
「”三刀流奥義”！」
「”閃光流奥義”！」
意識がすうっと研ぎ澄まされ、標的のみが視界に映る。今なら、いける。できる気がする。何がかはわからん、だがやれるように思える。
息を吸い、思い切って振り抜いた。
「”三・千・世・界”！」
「”栄・華・崩・滅”！」
振り切った瞬間、身体にしっくりきた。今までは雪月花に任せきりだった動きに、私の意思が加わったような。ともかく、「動いてるのは私だ」と実感させるようななにかを感じた。これは、いったい？
(いや、考えんのはあとでいいか。まずは──)
「”ゴムゴムの”ォ……！”
(影を取り戻さんと、な)
ルフィがギア
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
「ONEPIECE」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき - ルイカさん» スミマセン今まで書いてた小説が出来なくなり新しいサイト（フォレストページ）で書いているのでスミマセンがお願いします (2017年4月3日 20時) (
レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» づつきまっています (2017年4月1日 16時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» タイトルは「ワンピースの世界のキャラクターが別のゲームの世界にトリップ？」です コメントや感想もお願いします (2017年3月31日 21時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ゆきさん» もちろんです！なんという題名か教えていただけますか？ (2017年3月31日 21時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» いえいえ きながにまっています 自分も小説を書いているのできてください (2017年3月31日 20時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
