第284話 妹、冷静に対処 ページ44
「ゼハハハハッ！いいとこ突くじゃねェか、坊主！」
「ッ！」
黒ひげ……本当なら一太刀食らわせたいところだが、ただでさえ叫んで疲れちまったからな。これ以上はちと控えとくか。
1度黒ひげの攻撃を受けて吹っ飛んできたルフィの手を掴む。
「ルフィ、こんなやつに構うな。早くエースのところに行くぞ」
「でも！」
「こいつは後からでもぶっ飛ばせるが、エースは一刻を争うんだ。俺だって、できるならあいつを殺してェよ」
「ッ……」
「行くぞ、毒野郎が来る」
そのままスタスタと先頭を歩き、黒ひげの横を通り過ぎる。
「ゼハハ、健闘を祈るぜ坊主！」
「ほざけクソが。そのまま野垂れ死んじまえ」
「ゼハハ！厳しいなァ！」
(……健闘、ね)
ムカつくし、嫌いな野郎だ。だが、そのくせ言葉はひどく真っ直ぐで。どこか、ルフィに似ていて。
(はあ、俺どうかしちまったのか？)
『違うよ。梨香が、ずっと心の奥底で考えてたものを認めただけ』
(……ふん)
そんなわけねェだろ。そんなの、少しも思ったこと、ないっての……いや、そんなのはあとだあと。今は脱獄に集中せんと。
(階段探すぞ)
『はあい！』
さて、俺が下りたのはどこからだっけか。
──その頃、マリンフォードにて
(そろそろ、エースが海軍に引き渡された頃か)
避難がすっかり完了してすっからかんになった街を、私は歩く。
休息は十分にとった。ご飯も本部からいただいてたらふく食べた。シュミレーションもバッチリだ。唯一、気になるのは。
(──梨香、大丈夫かな？)
梨香がどこに飛ばされたのか知る術を、私はもたない。できるのは、梨香の無事を祈ることだけだ。
(梨香のことだ、来るって言ったら絶対に来る。それも、エースの生死が賭かってんだしね)
最悪始まってから合流しても構わない。私達の作戦の肝は、いかに『あの瞬間』に接近できるかにあるから。確実に近づくためには、2人いた方がいい。
(梨香、信じてるからね)
──運命の刻まであと、4時間半
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ゆき - ルイカさん» スミマセン今まで書いてた小説が出来なくなり新しいサイト（フォレストページ）で書いているのでスミマセンがお願いします (2017年4月3日 20時) (
レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» づつきまっています (2017年4月1日 16時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» タイトルは「ワンピースの世界のキャラクターが別のゲームの世界にトリップ？」です コメントや感想もお願いします (2017年3月31日 21時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ゆきさん» もちろんです！なんという題名か教えていただけますか？ (2017年3月31日 21時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» いえいえ きながにまっています 自分も小説を書いているのできてください (2017年3月31日 20時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
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