第278話 妹、火傷する ページ38
落ちるにつれて、熱気と湿気がどんどん迫ってくる。うう、肺が焼けるみたいだ……！
(もうちょい冷気を強化しとくか？)
少しそう考えた瞬間湯気が晴れて──
(ッ！？やばッ！)
ガシッ！
ジュッ！
「ッ〜〜〜！」
あ、危ねェーーッ！そういやこの真下は煮えたぎる血の池だった！と、咄嗟に手すり掴んでなきゃどうなってたか……！
『梨香早く！手が燃えちゃう！』
「ッ！」
そうか、手すりも相当熱せられてるはず！
(ッ、熱い、痛ェ！)
歯を食いしばって悲鳴を耐え、なんとか登った。だが、ここで休むわけにはいかない。獄卒やら囚人やらがウロウロしていて、このままじゃいつ気づかれるかわかったもんじゃないからな。
(原作によると食料庫は──あっちか)
『ちょっと、そんなことより手当て！』
(ここで喋っちゃ誰かに聞かれる、すぐに行くから後でだ)
『うぅ……！』
しかし、暑い！ふざけんな、汗が絶え間なく吹き出て気持ち悪い！まったく、服この1着しかないのにどうしてくれんだよ！
唯一の救いは、このフロアの構造がかなりはっきりしてることだ。食料庫なら食品を保存しておくために多少は涼しいはずだし、そこまでの辛抱。
(多分、ここだな)
「解錠」
いつものように鍵を開けて、中に入ってかけ直す。中を軽く見回すと、そこは確かに食料庫のようだ。
(さて、手の治療をするか)
「治癒」
ボソリと呟くと、手のひらを何かが這うような感覚と、ピリピリとした痛みが襲った。
「う、ぐ……！」
我慢できないほどじゃないが、これは結構キツイな……！
(よ、し。治った)
『ここからどうする？』
(まず、ここでしばらく休憩。それからこのフロアに何日間か留まって、地図になるような物を探す。あと、防寒着もできれば拝借。LEVEL5への扉を確認してさらに十分な休息がとれたら出発だ)
『はーい！』
イワンコフのところまであと少し。ここが正念場だな……！
──ルフィ到着まで、あと5日
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ゆき - ルイカさん» スミマセン今まで書いてた小説が出来なくなり新しいサイト（フォレストページ）で書いているのでスミマセンがお願いします (2017年4月3日 20時) (
レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» づつきまっています (2017年4月1日 16時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» タイトルは「ワンピースの世界のキャラクターが別のゲームの世界にトリップ？」です コメントや感想もお願いします (2017年3月31日 21時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ゆきさん» もちろんです！なんという題名か教えていただけますか？ (2017年3月31日 21時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» いえいえ きながにまっています 自分も小説を書いているのできてください (2017年3月31日 20時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
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