第266話 姉、消耗する ページ25
1番GRに向かってしばらくすると、操縦している人が声を上げた。
「お2人ともビンゴです！1番GRにいると情報が！」
「オッケー、そのまま頼む」
「はい！」
しばらくすると、オークション会場が見えてきた。そしてさらに、視界の端に。
「ルフィ！」
「あ！2人とも──」
全てを言いきる前に、彼が乗るトビウオはオークション会場に突っ込んだ。
「ありゃりゃ……とりあえず、一旦水面につけてください」
「は、はい！」
トビウオをまず下ろしてもらい、そこからはダッシュでオークション会場へ。そして、私達がちょうど会場の中へ走り込んだ瞬間。
ドン！
「ヴォゲァア！」
ルフィが天竜人を殴り飛ばした。ふふっ、ざまあみろ！
「ふっ、傑作だな」
「貴様ら、よくもチャルロス聖を！」
お見通しだよバーカ！
「うおらッ！」
「ゴフッ！」
背後から斬りかかる衛兵の腹に蹴りをぶち込み、ちらとステージを見る。ちょうどゾロが水槽をぶった斬ったところだ。よし、ケイミーの護衛に行こう。
オークション会場を駆け抜け、ケイミーの水槽に寄る。
「ケイミー、もう大丈夫だ」
「リナちん！」
「おのれ下々民！魚の味方をするのならお前も死ぬアマス！」
バキッ！
「え」
「誰が死ぬって？」
ステージに上がっていたシャルリア宮の手のピストルを蹴り落とす。はーあ、こいつらは自分の立場をまるきりわかってないようだな。どれ、少し仕置きをするか。
そう思いながら、オーラを操ろうとしたとき。
ゾクッ！
「フッ！？」
また、だ。ゾクリとする、ルフィのときも感じたやつ。
「ホラ見ろ巨人君。会場はえらい騒ぎだ」
(レイ、リー)
さっきのは、彼の覇気？1度ならず2度までも、この感覚はいったいなんだ？
私の困惑とは裏腹に、レイリーは状況を把握したあとさらに強い覇気を放った。
ゾワッ！
「ッ、はっ……！」
その瞬間。身体全体を歓喜が駆け巡った。これは、そう。孤独な野獣が、同族と出会った時のような。より強い敵と戦える時のような。歓喜、狂喜、愉悦……！
「ッ〜〜〜！」
まずい、まずい！なんかわかんないけどまずい！抑え、なきゃ……！このままじゃ……！
「姉貴！おい姉貴！」
「あ……」
「おい、どうした！？」
気がつくと、梨香が真っ青な顔で私を見下ろしていた。
「お前──いや、今はそれどころじゃないか。すぐに脱出するぞ！」
「う、ん」
私、どうしたんだろ。なんか記憶が飛び飛びで……いったい、何があったんだ？
第267話 姉、定番のセリフを言う→←第265話 姉妹、勧誘を一蹴
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ゆき - ルイカさん» スミマセン今まで書いてた小説が出来なくなり新しいサイト（フォレストページ）で書いているのでスミマセンがお願いします (2017年4月3日 20時) (
レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» づつきまっています (2017年4月1日 16時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» タイトルは「ワンピースの世界のキャラクターが別のゲームの世界にトリップ？」です コメントや感想もお願いします (2017年3月31日 21時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ゆきさん» もちろんです！なんという題名か教えていただけますか？ (2017年3月31日 21時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - ルイカさん» いえいえ きながにまっています 自分も小説を書いているのできてください (2017年3月31日 20時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
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