第247話 妹、仲直りする ページ49
あの後イノシシことローラに島の状況を聞いた俺達は、宝物庫に向かっている。ナミ曰く、「手ぶらで帰れるもんですか！」だと。
……そうだ。ちゃんと、謝らなきゃ。
「ナミ」
「なあに、リカ？」
「……その、ごめん。八つ当たりして」
「……ああ、あれね？いいのよ別に！気にしてないし！」
「いや、でも」
「そんなに気にするなら、全部終わったらなんで怒ってたか洗いざらい吐いてもらうわよ！それでおしまい！」
「……おう！」
本人がいいなら、まあそれでいいか。ずっとクヨクヨしててもしゃーないしな。それに、この騒動を終わらせる方が先決だ。
「よし、ここが宝物庫のはず！」
がらん……
「……え？」
おうふ、見事なまでに空っぽだな。してやられたか。
「ど、どうなってんの！？」
「ナミ、あいつらに聞いてみたらどうだ？」
「あいつら？」
俺が指さす方向には、真っ青になった(ゾンビだから血の気なんてないんだが)リス×2の姿が。
「ああ、それもそうね」
ナミがニッコリと微笑みながら、
──10分後
「ちょっとあんたァ！」
出港前になんとかサニー号にたどり着いた俺とナミが見たのは、サニー号に財宝と食料が運ばれている光景だった。それを見かねてナミが叫んだ、というわけだ。
お前達など一撃だと言うゴスロリ女。だが、背後に自分より圧倒的に強いやつがいるということには気がついていないようだ。
──王下七武海が1柱、”暴君”バーソロミュー・くま。今ならわかる。こいつの強さ、威圧感。侍と相対するまでわからなかった全てが。こいつには、ただでは勝てない。ネガティブをくらわんと仮定した場合の俺より弱いゴスロリ女となりゃ、尚更だ。
パッ……
なんの前触れもなく。ゴスロリ女はくまによって消された──正式には吹っ飛ばされた、だが。
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ルイカ(プロフ) - ナバポさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2017年3月14日 17時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ました。細かいところまで気が配られた良い作品だと思います。これからも頑張ってください。 (2017年3月14日 17時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - 恋契さん» ありがとうございます！これからも読みやすさを意識して頑張っていきます！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
恋契(プロフ) - 読みやすかったです！更新頑張ってください！ (2017年3月5日 22時) (レス) id: 68281283e5 (このIDを非表示/違反報告)
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