第246話 妹、勘を信じる ページ48
獣の後をつけてたどり着いたのは、式場の奥の部屋だった。どうやらここで続きをするらしい。
「えぇ〜〜！？」
お、いい具合にナミも目を覚ましたな。さて、お仕置きの時間だ！
獣がナミに集中してんのを見て、背後から斬りかかる。
「
「ぐああッ！？」
「リカ！」
「ナミっ！早く距離を──」
ボコッ！
ん？地面が盛り上がっ
「おんどれナミゾウ〜〜〜！」
「おわあッ！？」
ちっ、あのときのイノシシか！ナミを追ってきやがったんだな！
「コノ裏切りモンがァ！」
ギンッ！
「ぐッ！」
お、重たい！なんつー力任せな……！
「アブ様アンタ知らないんでしょ！？この本名”ナミゾウ”実は！”男”なのよォ〜〜〜っ！」
「……おいナミ、どうすんだよこの状況？」
「え、えっと」
「あんた出ていきなさいよナミゾウ〜〜！」
ガギンッ！
「ちぃッ！」
くそ、隙がありゃ身体能力強化できんのに！このままじゃ押し切られる！
「……あんた、ナミゾウの仲間ね？」
「ッ！？」
な、なんだこいつ？話しかけて、いったいなんのつもりだ？
「あいつは足止めしとくから、ナミゾウを連れて早くお逃げ！」
──こいつはゾンビ、敵だ。でも。
「……恩に着る」
信用できる。俺は、自分の勘を信じることにした。
イノシシの剣をいったん弾き飛ばし、ナミの手を取る。
「行くぞ！あいつが時間を稼いでくれる！」
「え！？じゃあ、ローラは」
ドンッ！
「ッ！？」
爆発音が聞こえ反射的に後ろを向くと、イノシシがゆっくりと倒れふしていた。
「ローラ！」
大切なやつだったんだろうか。ナミは1度取り乱したように叫び、その後覚悟を決めた目で
「”サンダー=チャージ”！」
ナミは電気を発生させ、そのまま獣に駆け寄り。
「”
怒りの雷を、獣にぶつけた。
第247話 妹、仲直りする→←第245話 姉妹、それぞれに頑張る
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ルイカ(プロフ) - ナバポさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2017年3月14日 17時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ました。細かいところまで気が配られた良い作品だと思います。これからも頑張ってください。 (2017年3月14日 17時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - 恋契さん» ありがとうございます！これからも読みやすさを意識して頑張っていきます！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
恋契(プロフ) - 読みやすかったです！更新頑張ってください！ (2017年3月5日 22時) (レス) id: 68281283e5 (このIDを非表示/違反報告)
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