第238話 姉、刀と合流 ページ40
「よいしょっと」
「リナ！大丈夫だったか？」
「うん、まあね」
雪月花とやり取りをしてる間に、ロビンとフランキーは蜘蛛の糸から抜け出していた。今からブルックの話を聞くみたいだね。
「……ん？あれ、お名前シュンじゃありませんでしたっけ？」
「あ、えーとね。その話はまた今度で」
「それもそうですね。では、順番に話させていただきます」
それから私達は、ブルックにゾンビ達の仕組みと対処法について教わった。しかし、塩ね。量にも限りがあるし、無駄遣いはしない方が──
(……いや、そうでもない？)
塩っていうなら、それこそ頂上戦争で彼が……。うん、いけるかもしれない。
で、ついでにブルックとラブーンの関係も聞いた。え、ラブーンのこと伝えなかったのかって？こういうのはサプライズで伝えるのが1番でしょ！べ、別にめんどくさかったわけじゃないんだからねッ！
というわけで、いったん船に戻ろうということになったんだが。
「ごめん、僕まだここに残ってていいかな？」
「どうしたの？」
「雪月花が呼んでる。助けがいるのかもしれない」
「呼んでるって……刀が喋るのか？」
「一応。ねえ頼むよ、やばくなったらすぐ戻るからさ」
「……わかった。安全第一にな」
「うん、それじゃ」
「ちょ、私の話聞いて──」
ブルックが喋り終わる前に屋敷の中へ駆け込み、見聞色を発動。その異常な妖気はすぐにわかった。
途中何回かゾンビに遭遇したが全て蹴散らし、雪月花のもとへたどり着いた。
「やあ、待った？」
『ううん、だいじょーぶ！』
「そう、ところでゾロは？」
『天井に引っこ抜かれたの〜。使ってもらえなかったのは残念だったけど、めんどくさそうだったから自分で抜け出したー！』
「そうか──って、自分で動けるの！？」
『疲れるからあんまりしないけどー！それよりねえ、梨香の様子がおかしいの』
「梨香が？」
『うん……なんだかすごくフラフラして』
「雪月花」
「ッ！」
唐突な声に振り向けば、そこには梨香が立っていた。ただし、その目には生気がない。
(梨香──いったいどうしたの？)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
「ONEPIECE」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルイカ(プロフ) - ナバポさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2017年3月14日 17時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ました。細かいところまで気が配られた良い作品だと思います。これからも頑張ってください。 (2017年3月14日 17時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - 恋契さん» ありがとうございます！これからも読みやすさを意識して頑張っていきます！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
恋契(プロフ) - 読みやすかったです！更新頑張ってください！ (2017年3月5日 22時) (レス) id: 68281283e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
