第220話 姉、透明人間に反撃する ページ22
颯爽と船を飛び降りて、ブルックはそのまま海面を駆けて行った。いくら骨だからって、水面走れるほど軽いはずがないんだけど……うん、そこはノーコメで。
さらにロビンの分析によって、この辺り一帯がスリラーバークを中心に壁で囲まれていることが判明。ほんとならブルックの言った通りすぐさま脱出すべきなんだが、ルフィがそれを聞くはずもない。ロビン、そしてフランキーとともに、スリラーバークに乗り込むようだ。まったく、なんで好き好んであんな恐ろしげな場所に行くかね？理解できないよ。
ここでフランキーの提案により、まだ見ていなかったサニー号の補助船お披露目。上陸する気がないやつは乗ってみろって。すると、予想通りだったが梨香も手を挙げた。
「俺も乗る」
「あら、意外ね。梨香は行くと思ってたのに」
「ここ最近忙しくて疲れてるから寝てェ。そうだ、ゾロ」
梨香はおもむろに雪月花を外し、ゾロに押し付けた。え、雪月花置いてくつもりか？このままじゃ先にスリラーバークに入っちゃうってわかってるよね？
「お前、エニエス・ロビーで刀1本なくしたろ。これ使っとけ」
「いやでも……これ、お前のだろ」
「リヴァイアサンがあっから気にすんな。それに、こいつもたまには別のやつにってよ」
「……じゃあ預かっとく」
気が進まなそうに雪月花を受け取るゾロ。そりゃそうだ。意思をもつ刀なんて恐ろしくてたまんない。
結局、梨香は雪月花を預けたまま、買い出し船「ミニメリー2号」に乗って行ってしまった。大丈夫かな？梨香、リヴァイアサンはほとんど使ってないし。苦戦しないといいけど。
ガコン！
「キャアアアアァ！」
うわ、もう乗り上げちゃったみたい。助けに行かなきゃ。
ぎゃあぎゃあと騒ぐみんなをよそに、ゾロと船を近づけようとしたとき。
ドボォン！
「え？」
「！？勝手に錨がっ！」
それを皮切りに、ハッチが開いたりルフィが変な顔されたり、挙句にゾロの刀が勝手に抜かれて襲ってきたり。まったく、勝手なことをしてくれるね！
(見聞色！)
覇気さえ発動すればお見通しだよ、全部！
サンジの投げ飛ばしてロビンに向かうアブサロムに駆け出し、思いっきり斬りつける。
「ぐあっ！」
「みんな、ここだ！」
しかしその1点を攻撃する間もなく、不自然な波によって船がバランスを崩す。
グラッ
「のわぁッ！」
それによって攻撃どころではなくなってしまい。私達は結局、スリラーバークへ赴くことになる。
第221話 妹、ケルベロスに会う→←第219話 姉妹、お化け屋敷へ
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ルイカ(プロフ) - ナバポさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2017年3月14日 17時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ました。細かいところまで気が配られた良い作品だと思います。これからも頑張ってください。 (2017年3月14日 17時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - 恋契さん» ありがとうございます！これからも読みやすさを意識して頑張っていきます！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
恋契(プロフ) - 読みやすかったです！更新頑張ってください！ (2017年3月5日 22時) (レス) id: 68281283e5 (このIDを非表示/違反報告)
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