第219話 姉妹、お化け屋敷へ ページ21
「”死んで骨だけ”ブルックです！どうぞよろしく！」
「ふざけんな！何だコイツは！」
「待て待て待て」
廃船に乗り込んでったルフィ、そしてナミとサンジが連れ帰って来たのは、喋る骸骨ことブルックだった。仲間になることはわかってるが、いざ対面するとツッコまざる負えない。
「ねえルフィ？彼死んで骨だけって言ってるけど、なんで喋ってんのさ？」
「知らねェ！面白そうだから連れてきた！」
「そこは聞いておけよ」
とりあえず夜も更けてきたので、ブルックの提案で夕食をとることに。
──食事後
「そういうわけだったのか」
食事の後のブルックの説明によると、彼はヨミヨミの実を食べたおかげで蘇生を果たしたそう(知ってたけど)。白骨でも蘇るとかもう呪いだろと言うサンジだけど、まったくだ。食べたらカナヅチってとこからして呪いにほかならない。私と梨香に関しては無効だけど。
──というか、よく考えればそれもちょっとおかしくないか？強度は違えど、身体構造や体の組成はこの世界の人間と同じなはずだ。なのに私と梨香だけ同じ実食べれてしかもペナルティなしって、そんなのあり？いまさらだけどこれも都合が良すぎる。まさか、本当に誰かが私達をこの世界に
「ほんとかー！？スゲーな！」
ん、どうしたんだろう？
ルフィの声にふと前を見ると、ルフィとゾロ、そしてロビンを除くみんなが、ブルックから飛び退っていた。ああ、鏡に映ってないのがわかったんだな。
「よく見りゃお前、”影”もねェじゃねェか！」
ウソップの指摘にブルックも大慌て──と思いきや、逆に落ち着いて理由を語り出した。うん、彼もやっぱりズレている。
で、ブルックの淋しかったって発言で、ちょっと重い空気になるんだけど……完璧にその気持ちがわかるわけじゃないけど、想像はつく。自分以外誰1人としていない廃船で、長い間孤独に過ごす。これはある意味最悪の拷問かもしれない。餓死できるならまだマシ、でもブルックは骨だからお腹も空かないし喉も渇かない。よく狂わなかったと感心する。
暗い雰囲気を払拭しようと、ブルックがバイオリンを取り出したとき。
ぬー……
「みんな、後ろッ！」
「え……ギャアアアアアッ！」
壁をすり抜けてゴーストが侵入してきた。さらに外から
ズズン！
重い音。
外に出てみると、口のような門がちょうど閉じたところだった……趣味悪い。
背後を向けば、そこは今回の舞台「スリラーバーク」だ。
「楽しそうなとこだな」
梨香、すまんが全く共感できんよ。
第220話 姉、透明人間に反撃する→←第218話 姉妹、遭遇する
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ルイカ(プロフ) - ナバポさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2017年3月14日 17時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ました。細かいところまで気が配られた良い作品だと思います。これからも頑張ってください。 (2017年3月14日 17時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - 恋契さん» ありがとうございます！これからも読みやすさを意識して頑張っていきます！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
恋契(プロフ) - 読みやすかったです！更新頑張ってください！ (2017年3月5日 22時) (レス) id: 68281283e5 (このIDを非表示/違反報告)
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