第214話 姉妹、悩む ページ14
とりあえず、ログも溜まったし船も完成した。私達は準備をして、お世話になっていた社員寮を後にする。廃船島に行くと、シートが被せられた大きな物が。アイスバーグさんがシートを取り払うと──
「おおおッ！」
「すげェ……！」
私達の新しい船──「サウザンドサニー号」がその姿を現す。いや、正確にはまだ名前付いてないけど。みんなその迫力に大興奮。でも、肝心のフランキーはいなかった。私達と来るつもりがない──というか、ウォーターセブンに残らなきゃいけないと自分で思ってるらしい。そこでアイスバーグさんから、無理矢理でも彼を連れていってもらうように頼まれた。
「じゃあ、おれとゾロとサンジとチョッパーで連れてくるから、他のやつは船で待っててくれ！」
「わかったわ！」
「絶対連れてこいよ」
「あァ！」
威勢よく出て行った4人を見送って、私達は船で到着を待っていた──んだけど。
「！2人とも！早く船室に！」
「え？」
何かが飛んできたのを視認した途端、ナミは凄まじい剣幕で私と梨香を船室へ押し込んだ。──あ、フランキー下半身丸出しで落ちてくるもんね。別にどうでもいいのに。
キッチンを見ていると、梨香が険しい顔で聞いてきた。
「で、どうする？エースと白ひげ」
そう。私達は、頂上戦争に介入することにした。バスターコールでの本部との戦闘で、私と梨香は大佐程度となら問題なく渡り合えることが証明された。つまり、頂上戦争でだってちょっとやそっとじゃ死なないだろうって判断からだ。まあ1番の決め手は梨香のきょうは──説得だったんだけどね。
「白ひげはともかく、エースを助けるのは簡単だ。赤犬の挑発にエースを乗らせなきゃいい」
「または挑発に乗りそうなとこを気絶させる、とか？」
「うん。でもそれだけじゃ解決しない」
「は？」
「海軍がシャンクスの説得を受け入れて戦闘をやめたのは、多分エースと白ひげが死亡してたから。仮に白ひげが死んでも、そもそも海軍の目的はエースの処刑。それを果たさない限り、絶対追撃してくる」
「原作通りに戦争は終わらねェ、って？」
「うん。もしそうなったら、さらに被害が飛び火する」
あと梨香には言わないけど、やっぱりサボが能力者になれないという点が心配。彼が能力者になれないことによって原作の流れから大きく外れてしまったら、それは私達で補わねばならない。でも現在進行形で進む物語の把握なんてしようがないし。どうすればいいんだろ？
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ルイカ(プロフ) - ナバポさん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2017年3月14日 17時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - 見に来ました。細かいところまで気が配られた良い作品だと思います。これからも頑張ってください。 (2017年3月14日 17時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - 恋契さん» ありがとうございます！これからも読みやすさを意識して頑張っていきます！ (2017年3月6日 7時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
恋契(プロフ) - 読みやすかったです！更新頑張ってください！ (2017年3月5日 22時) (レス) id: 68281283e5 (このIDを非表示/違反報告)
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