第36話 姉妹、『仲間』になる ページ42
「ナミさん！お願いします！」
「頼む！雑用でもなんでもするから！」
「そんなこと言ったって……！」
ゴーイング・メリー号が停まっている海岸にて。私と梨香はナミに土下座していた。これが、私が考えた策とも言えないような策。どうせ理屈をこねても無理なら、真摯に頼みこむしかないのだ。
「でも、私達が向かうのは海賊の墓場よ！あなた達が死んじゃったら」
「それは自己責任です！」
「っ！」
ナミの発言を遮る。そう、もうそんな問題じゃない。関わってはいけない、離れなくてはいけないと思っていても……彼は、どうしようもなく私達を魅了する。その先に死の危険があっても。
私は立ち上がって、ルフィを見つめた。
「ルフィさん！私達、あなたとゾロさんに頼みましたよね！『安全な島まで送ってくれ』と！」
「おう！言ったぞ！」
「じゃあ！もう一つ頼ませてください！」
頭を下げて、叫んだ。全身全霊、魂を震わせるように。
「私達を──あなたの！『仲間』にしてください！」
「俺からも頼む！」
梨香も立ち上がって、ルフィに頭を下げた。しばしの沈黙の後、
「……リナ、リカ」
「はい！」
声をかけられ、頭を上げると。ルフィは満面の笑みを浮かべていた。
「乗れっ！」
「はい！」
「おう！」
その様子を見てゾロは笑い、ナミは呆れていた。でも、誰1人として反対している様子はない。
そして──坂を転がり落ちてきたウソップを加え。私達は、再び海へ飛び出した！
第4章 姉妹、目をつけられる！？→←第35話 姉妹、考察する
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ルイカ(プロフ) - 鴉麗さん» 閲覧ありがとうございます！続編も余裕があれば読んでいただけたら嬉しいです(っ*’ω`с) (2017年4月8日 19時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 間違えました……。 (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 姉妹トリップ久しぶりに見ましたが、はまりそうです。やっぱりこんな面白い作品に出会えるいるうらつくは最高です！ (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - ルイカさん» もちろんです！ (2017年1月1日 13時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ナバポさん» 読んでいただきありがとうございます。もしよろしければ、続編も読んでいただけたら幸いです。 (2017年1月1日 10時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
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