第27話 姉、参戦する ページ32
協力を拒否するウソップを説き伏せた私達は、作戦を立てることにした。原作と同じく、ウソップは目の前の坂を死守すれば勝てると思ってるようだが。
「ウソップさん、1ついいですか？」
「おう、なんだ？」
「本当に上陸地点はここ1つなんですか？」
「いや、北にもあるけど……」
「そこに上陸してくる可能性は？」
「！」
私の言葉に、ルフィを除く全員が勘づいたらしい。
「そうね！ここで密会してたからって、ここに来るとは限らないわ！」
「だが、これじゃどっちから来るのかわかったもんじゃねえな……」
「それに関しても提案がある」
今度は梨香が手を挙げた。
「戦力を分散させんのはどうだ？相手が相手だけに、危険な策ではあるが……おいウソップ。ここから北の上陸地点までどのくらいかかる？」
「迷わなけりゃ3分で着くぜ！」
「上出来だ。ここにゾロとナミと俺、あっちにウソップとルフィと姉貴を配置しておきゃいざというときに伝言もできる」
「なるほどね！」
「お前、頭いいな！」
……え、ちょっと？ちょっと待って！？梨香、それだと私があの猛攻に晒されることになるよね！？なに！？私は死んでもいいのか、おい！？
思わず突っ込みたくなるなったが、オレンジの町でのことを思い出してグッと堪えた。確かに、私にはなんらかの力がありそうだし。梨香よりはうまく立ち回れるかもしれない。
「でも、罠用の油はこの坂の分しかねえぞ？」
「じゃここに敷いとけ。上陸地点が2つあっても、わざわざ場所を変えて来るとは考えてずれえ。外れたらそんときゃそんときだ」
前言撤回！やっぱこいつ鬼だわ！
「ほら、北組はさっさと行け！罠は俺らで仕掛けとくから！」
異論は認めんと暗に言う梨香の声に押され、私達は北の上陸地点へと向かった。わ、私はまだ死にたくないよ！
──夜明け
(ああ、やっぱり)
北の上陸地点には、原作通りクロネコ海賊団の船が近づいていた。くっそ、こうなったらもう覚悟決めるしかねえ！
「こっちだったか！リナ、伝言を」
「ウソップさんが行ってください」
「はあ！？」
大丈夫だ。ここで張ってる間、手段は考えてた。これで、大丈夫。自分を信じろ！
慌てるウソップをよそに、私はじっと敵を睨みつけた。
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ルイカ(プロフ) - 鴉麗さん» 閲覧ありがとうございます！続編も余裕があれば読んでいただけたら嬉しいです(っ*’ω`с) (2017年4月8日 19時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 間違えました……。 (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 姉妹トリップ久しぶりに見ましたが、はまりそうです。やっぱりこんな面白い作品に出会えるいるうらつくは最高です！ (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - ルイカさん» もちろんです！ (2017年1月1日 13時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ナバポさん» 読んでいただきありがとうございます。もしよろしければ、続編も読んでいただけたら幸いです。 (2017年1月1日 10時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
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