第2話 姉妹、混乱する ページ3
ヒュ〜ン
「「！？」」
ガッシャアーン！
窓から見えたのは落ちていくモーガンの巨大な像だった。いや、正確には像の上半身のみ。つまり、ルフィが像を破壊したのか？
「梨香、出るぞ！」
「はあ？なんでだよ？」
「この混乱に乗じて基地を出る！いつまでもここに居ちゃ見つかるだろ！」
「へーい」
慎重に扉を開け、外の様子を確認。誰もいないことを確かめ、廊下に飛び出して走る。が。
ガチャ
「「うわ！？」」
「！？き、貴様らなにも──」
扉から出てきた海兵だが、なぜか喋りきる前に倒れてしまった。あれ、何もしてないよね？
「……とにかく逃げるか」
「だな」
まあ細かいことは置いといて、先に進もう！
その後全力疾走し、私達は本館の入口にたどり着いた。走る勢いをそのままに、身体をぶつけて扉を開け放つ。
ドォン！
「った！」
痛みが肩に走るが、気にしている場合ではない。体勢を立て直し、必死に走ろうとしたとき──
「待てえええ！」
「！？」
背後からの声に振り向くと、別の海兵が玄関の前に。ピストルの銃口は、梨香に向けられていて。反射的に叫んでいた。
「やめろおおおお！」
私の絶叫が、大きく響く。その瞬間──
「うあああ！？」
「な、んだこれ！？」
「ぐあああ！」
「！？」
なんと、周りの海兵達が突然苦しみだしたのだ。いったいどうなってるんだ！？
「おい、さっさと行くぞ！」
「お、おう！」
ポカンとしていると梨香に叱られ、私も慌てて走る。ていうか、ちょっと待てよ？
「……なあ、梨香よ。これ、ルフィ達のいる磔場に向かってないか？」
「……てへ♡」
「てへじゃねえよ！」
ふざけんなよ！私は穏便にここを出たいんだ！確かにルフィ達には会ってみたいがそれで原作がめちゃくちゃになるとかありえねえよ！ルフィ達に申し訳ねえわ！
しかし、私のそんな心の叫びは届かず。気がつけば梨香は、そのまま海兵達の元へ突っ込んでいった……。
もういやだあああーーー！！！
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ルイカ(プロフ) - 鴉麗さん» 閲覧ありがとうございます！続編も余裕があれば読んでいただけたら嬉しいです(っ*’ω`с) (2017年4月8日 19時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 間違えました……。 (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 姉妹トリップ久しぶりに見ましたが、はまりそうです。やっぱりこんな面白い作品に出会えるいるうらつくは最高です！ (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - ルイカさん» もちろんです！ (2017年1月1日 13時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ナバポさん» 読んでいただきありがとうございます。もしよろしければ、続編も読んでいただけたら幸いです。 (2017年1月1日 10時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
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