第9話 姉、嘆く ページ12
「……で？何で海賊が海の真ん中で溺れてたんだ？」
ゾロがそう聞くと、海賊達はナミの話を始めた。てか傷の治り早いな、おい。
しっかし話を聞いてると、ナミもやっぱり容赦なしだな。さっき脅してた私が言うのもなんだけど、ね。
話し終わったのを見計らって、3人に声をかけた。
「その、バギー船長の滞在してる町までどんくらいなの？」
「あ、あと3時間はかかるかと」
「そう。ありがとう」
3時間か、そこそこだな。それまでに身を隠す方法とか、もうちょっと考えとこう。
──3時間後
「つきました！ゾロのだんなにリナの姉御にリカの姉御！」
私達はバギー達が絶賛襲撃中の、オレンジの町にいた。
「じゃあゾロさん！私達は船で待機を」
「は？何言ってんだ？お前らも一緒に来い」
ガシッ
「……へ？」
ちょと待てちょと待てお兄さん？いったいどこに連れてくの？
「あ、あの？どこに連れてくんです？」
「そのバギーって奴の所に決まってんだろ？」
「え！？」
「そいつの部下がここにいるんなら、お前達だけじゃ襲われるかもしれねえだろ」
「た、確かにそうですけど！」
「揉め事は起こさない。なに、男1人の行方を聞いただけで怒るこたないだろ」
(あんたに起こす気がなくても起こっちまうんだよ！)
心の中でそう叫ぶが、なんせゾロと私の力差は歴然。あっという間に船から引っ張りだされてしまった。
「おら、リカも行くぞ。起きろ」
「んにゃ……」
梨香よ、お前もなぜ素直に従うんだい？このままじゃ運悪けりゃバギー玉の餌食になるんだよ？ドッカーンだよ？
激しく抗議したかったが怒ると怖い2人に逆らうわけにもいかず、私はしぶしぶ2人についていった。
第10話 姉妹、巻き込まれる→←閑話 残虐なる女神 ゾロside
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ルイカ(プロフ) - 鴉麗さん» 閲覧ありがとうございます！続編も余裕があれば読んでいただけたら嬉しいです(っ*’ω`с) (2017年4月8日 19時) (
レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 間違えました……。 (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
鴉麗(プロフ) - 姉妹トリップ久しぶりに見ましたが、はまりそうです。やっぱりこんな面白い作品に出会えるいるうらつくは最高です！ (2017年4月8日 19時) (レス) id: fe16c709f3 (このIDを非表示/違反報告)
ナバポ(プロフ) - ルイカさん» もちろんです！ (2017年1月1日 13時) (レス) id: 03f7a55e36 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ(プロフ) - ナバポさん» 読んでいただきありがとうございます。もしよろしければ、続編も読んでいただけたら幸いです。 (2017年1月1日 10時) (レス) id: 4660d06a48 (このIDを非表示/違反報告)
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