元世界最強のストライカー (ページ29)

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二十六話ページ29

試合が再開して皆は鬼道とAの指示通り目を瞑ってプレーをする

稲「(気配を感じろ・・・音を聞き逃すなっ)」

その瞬間に稲森は目を瞑って相手選手からボールを奪うことに成功する

稲「やった！」

貴方『やっぱりな。オーストラリアの選手が使っているのはヒプノシス・・・一種の催眠術って訳だ』

鬼「行くぞ！」

貴方『あぁ！』

鬼「必殺タクティクス！柔と剛！！」

必殺タクティクスを使い一気に前線に向かっていく

貴方『鬼道！』

Aが鬼道にパスを回す

鬼道はシュート体勢に入った見覚えがあるものだった

鬼「オーバーヘッドペンギン！」

灰「なにっ！？」

鬼道の技は相手ゴールに突き刺さる

灰「なぜお前がその技を？」

鬼「弟子の技を師匠である俺が使って何が悪い？」

灰「誰が弟子だ！？それに弟子から技をパクる師匠がいるかよ！」

貴方『ぷっ、あははっ！！とんだ絶対指導者だね』

試合が再開する

鬼「ここから巻き返すぞ！」

灰「おう！」

吹「皆油断しないで！」

サタン「くっく・・・儀式に移る」

貴方『(彼奴、雰囲気が変わった？)』

A以外は相手の選手の雰囲気が違うことに気付かずにそのまま攻め上がっていく

ボールを持っていた鬼道がその場に倒れこみボールを奪われる

鬼「気を付けろ！稲森！灰崎！」

相手選手は稲森と灰崎の方に走っていくが二人もまた目くらましをくらい相手に抜かれる

サタン「タイムトランス！！」

円「風神雷神！！」

再びタイミングがずれゴールに突き刺さってしまう

円「どうすればあれを止められるんだっ・・・止められないのか・・・止める方法はないのかっ・・・いや・・・方法はあるっ、絶対にある！まだ俺に見えていないだけだ！絶対に探し出してみせる！」

夏「・・・」

夏未は円堂を見る

風「鏡を使っているのか」

灰「クソッ卑怯な手を使いやがってっ」

鬼「例え目を閉じていても同じだろう､ゴーグルをしていてもまぶしさを感じた､あれは鏡ではなく一種のレーザーだ」

風「レーザー光線だとっ？」

鬼「あぁ､ユニフォームかスパイクか、どこかに仕掛けを隠している可能性がある」

稲「でも鬼道さん、俺、敵選手がいない方から光を当てられたような気がしたんです､どういうことでしょう」

皆は驚いた

サタン「そろそろかな」

Aは敵の方を見ていた

サタン「迷える子羊はまろが迷うことなく地獄に送って！シヒヒヒヒヒヒヒ！！やるよ〜！アハハハハハ！！」

貴方『(多重人格かよ！)』