正体不明の転校生達２【暗殺教室】【文スト】

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累side

母と父が死んだのは、小学三年生の時だった。




叔母「累ちゃん。今日からこの人たちが育ててくれるからね。」

叔母さんは私を従姉妹の咲宮家に引き取らせた。

お父さんの会社を咲宮家が継ぐらしく、それで私も引き取られたらしい。

晋一「よろしくね、累ちゃん。」

咲宮晋一さん。お父さんの会社を継いだ人。

由美子「あら、可愛い子ね。」

咲宮由美子さん。継母さん。私を見る時、まるでゴミを見るように……

麗香「お姉ちゃんなんて欲しくない。」

咲宮麗香さん。二つ下の女の子。私のことが嫌いと思う…

『よろしく、お願い…します。』

ぺこりと頭を下げて挨拶をした。

私はその日から、咲宮累と名乗るようになった。

でも、麗香の姉としてじゃない。麗香の"双子の妹"として。

麗香が姉は要らない、欲しくないと泣き喚き、父親が権力を使って住民票や歳を偽装した。

三歳離れているから、小学一年生からやり直し。

麗香が通っていた、お金持ち私立小学校に私も行くことになった。クラスでは、『身長がとても高い転校生』ということになった。

その学校には小学校でありながら、中間、期末テストがあり、スクールカーストというものがあった。

私は最下位三軍、麗香は最高位の一軍。

私は麗香や麗香の取り巻きのお人形だった。

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