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幼馴染40 ページ41

「中也、あのね……ごめんねごめんね、ごめん」


ぽろぽろと口から出るのはそんな言葉ばかり。
そもそも、私が囮役として行くと言ったのが間違いだった。もっと敵の異能を把握しておくべきだった。

もっと、中也を頼るんだった……


どんなに謝っても後悔してももう遅いのだ。それでも謝らずにはいられない。

「おいおい、手前なに泣いてやがる。謝ることなんざねぇよ。せっかくの顔が台無しじゃねぇか。」

「うるさいなぁ、中也も泣いてるくせに」


宝石のような瞳には涙が溢れていた。
いつもの中也の顔には似合わない涙。それがなんだか可笑しくて頬がゆるんだ。

「やっと笑ったな」

「誰のせいだと……っ」


ちゅっと軽いリップ音。それとあの香水の匂い。


「えっ、なっ……中也?」


顔が熱い。炎が出てるんじゃないかってくらい熱くて……それと同時に今までの不安や罪悪感が無かったかのような気持ちになる。


「手前ェ、どれだけ俺が心配したと思ったんだ。幼馴染だからとか部下だからとかそんな関係だからじゃねぇんだ。」

「じゃあ……なんで」


ドクンッと心臓が脈を打つ。少しずつ心拍数が上がっていく。
淀んでいた私の心に……


「手前が、Aが好きだからに決まってんだろ」



灰色の世界に色がついた瞬間。

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麗亜@眠い。(プロフ) - 失礼します。只今中原中也誕生祭実施中です。よかったらご参加お願いします (2017年4月29日 15時) (レス) id: f73bf57bf2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るいあ | 作成日時:2017年2月14日 21時

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