4話 続行 ページ7
しばらくこのままでもいいのではないか,と提案した黒尾さん
最初は反対してたAさんだけど...
「確かに...滅多にこんなイケメンになることはなさそうだし...よし,赤葦もう少しこのままでいよう!」
こんな感じで納得してる
『ガチで言ってるんですか...』
ちょっと怪訝な顔をするが,Aさんはキョトンとした顔で言ってきた
「...そうだけど?」
全くこの人は,すぐ人の話で方向が変わるんだから...
俺は今日何回目かのため息をつく
どうしようもないか,と思えば黒尾さんがチョイチョイ,と手で俺らを呼び「寮に戻るぞ」と言ってきた
「よーし,せっかくだし皆も呼ぶか!」
今まで見たことのないような笑顔でAさんは言う
自分の体でそんなことをされると恥ずかしい
Aさんは皆を呼ぶのか携帯をイジってる
...あれ
『ってAさんそれ俺の携帯!』
俺は取り上げようとする
が,Aさんの身長では届くはずが無く,するりと避けられる
「ちょっと待ってよ,グルで送信するから」
『勝手に送信するのやめてくださいって,何か変な誤解をされるでしょう』
俺は少しジャンプをしようやく携帯に手が届いた
だけど,Aさんの運動神経にはビックリする
軽くジャンプしようとしても結構な高さになる
これで,もう少し女の子らしければな...
「ちょっと赤葦失礼なこと考えてないか」
俺は首をふって携帯の画面に目をやる
よかった,まだ送信されてない
『俺が皆には伝えておきますから,勝手にいじらないでくださいね』
そう言うとニコッと笑いカタカタと文字を打った
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衣舞季(プロフ) - 凄く面白いです(●´∇`●)続きが気になりますっ!楽しみにしてますね((p>ω<q)) (2015年12月28日 16時) (レス) id: ca78304b8c (このIDを非表示/違反報告)
夕雨(プロフ) - 新作待ってましたっ , 赤葦くんが出たことに喜びを感じてま(( .. この先の展開が楽しみです .. ! (2015年8月26日 5時) (レス) id: 57f44ee0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アズ | 作成日時:2015年8月24日 22時