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3話 バレた ページ5

赤葦side


やばい,黒尾さんが来た


ここは上手く隠し通さなきゃ...



「黒尾!?聞いてくれよー,あたしと赤葦が入れか...ゴフッ」



俺はAさんの頭を叩いた,いや俺の体なんだけど


ふと黒尾さんに目をやると一瞬驚いたような目をしてニヤニヤし始めた


その反応に対し俺はため息をつく



「そのバカっぷりは,Aだな

それとその落ち着きようは赤葦,お前ら何があった?」



やっぱり


1番バレてはいけないような人にバレてしまった



「おー,さすが黒尾!やっぱりわかってるな

てかバカとはなんだ」



Aさんがケラケラ笑う



「いやだって,お前ら性格違うしな,そらバレるわ」



ブハッと吹き出す黒尾さん


この2人は仲がいい,だけどよく喧嘩するし黒尾さんはAさんのことをいつもからかう


全く人騒がせな人らだ



『Aさんと一緒に階段で落ちて,起きたら入れ替わっていたんですよ』



俺は簡単に説明をする


すると黒尾さんは考えるような仕草をし,口を開く



「ほう,階段から落ちたか...

じゃあ,もう1回同じことをするしかねぇじゃん」



そう言うとAさんは俺の手を引っ張る



『ちょ,Aさん!?』



「早く戻るよ赤葦!どうせこのままだと,

赤葦のフリをしなきゃいけないんでしょ?めんどくさい!」



とグイグイ引っ張るAさん



『ちょ,まっ...』



俺が止めようとすると黒尾さんがそこに割り込んだ



「おい,待てA...せっかくだからこのままでいようぜ,」



それに対し「えー!」とAさん



『黒尾さん?』



急なことに俺が驚いて名前を呼ぶと,黒尾さんはニヤリとする



「だって,その方がいつもと違う赤葦とAを見れるもんなァ?」



...ドSか


そうボソッと心の中で呟いた

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衣舞季(プロフ) - 凄く面白いです(●´∇`●)続きが気になりますっ!楽しみにしてますね((p>ω<q)) (2015年12月28日 16時) (レス) id: ca78304b8c (このIDを非表示/違反報告)
夕雨(プロフ) - 新作待ってましたっ , 赤葦くんが出たことに喜びを感じてま(( .. この先の展開が楽しみです .. ! (2015年8月26日 5時) (レス) id: 57f44ee0d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アズ | 作成日時:2015年8月24日 22時

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