15話 試してみよう2 ページ18
『え,やだよ』
｢失礼な!?俺は別にいいぞ!!!｣
相変わらずのテンションの木兎だ
｢お?ならどーぞお二人さんキスしろよ｣
ニヤニヤしながら言ってくる黒尾,くそ,いつも通りうぜぇ...
｢よし!じゃあするか!｣
すると木兎はあたしの許可も得ずに急にキスをしてきた
『んっ...っは,てめーは何すんだバカ! 』
グーで木兎の頭を叩く
｢いってぇぇえ...!!?｣
｢あ,入れ替わってる...｣
赤葦がそう呟いた時,あたしは自分の姿を確認した
顔や手足,全てが木兎に変わっている
｢うおおおおおっ...!これがAの能力か!｣
｢そうですね,これで能力者がわかりました｣
あ,そっか,あたしと木兎がキスして入れ替わったから,あたしが能力者か!
でも,何であたしなんかが...
｢次俺の番な｣
は?
黒尾がそう言うと,木兎には早く戻れと言い出し,またキスをした
『いやあたし黒尾と入れ替わる気なんて...んぐっ』
顔を無理矢理引き寄せられ強引にキスする
するとやはり黒尾と入れ替わっていた
｢へー,誰とでも入れ替わることできるんだな!じゃあ次はまた俺と...｣
｢いやいや俺まだ入れ替わったばかりだろ｣
『おいこら、いい加減にしろ』
めちゃくちゃ怒りながらニコニコするあたし
2人は察したのか｢よし,戻るか...｣｢遊びじゃないしな｣とぶつぶつ言っている
ー数分後ー
『はぁ...やっと戻った』
入れ替わるのにいちいちキスしなきゃいけないってどんな能力だよ...
｢疲れたな｣
あくびをしながら言う黒尾に｢帰りますか｣と赤葦
『能力のことも少しわかったし,今日はこれで終わりな!』
鞄を持ってあたしは図書室を出た
｢なぁ,赤葦...｣
｢何ですか｣
｢俺と木兎がAにキスして,妬かなかった?｣
｢...だから何ですか...
...ニヤニヤしないでください｣
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衣舞季(プロフ) - 凄く面白いです(●´∇｀●)続きが気になりますっ！楽しみにしてますね((p>ω<q)) (2015年12月28日 16時) (
レス) id: ca78304b8c (このIDを非表示/違反報告)
夕雨(プロフ) - 新作待ってましたっ , 赤葦くんが出たことに喜びを感じてま(( .. この先の展開が楽しみです .. ! (2015年8月26日 5時) (レス) id: 57f44ee0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アズ | 作成日時：2015年8月24日 22時
