13話 七不思議 ページ16
何とか戻るのに成功した2日後,テストも無事(?)に終わり赤葦に呼ばれた
キスをしてからというものの,何だか会いづらい
赤葦の教室へ行きドアを思いっきり開ける
『あっかあしー!来たぞ!』
皆の視線が痛いが構わず赤葦が来るのを待った
｢随分と早いですね｣
『あんたが呼んだんじゃんか...悪い?』
赤葦が｢いえ｣と答えると,図書室へ行くと言い出し,あたしらは向かった
『で,話って何?』
あたしと赤葦は本を読むスペースで座っている
幸いに誰もいなかった
｢あの...昨日のことについて調べてみたんです｣
昨日の...こと
赤葦とキスしたことを思い出してボッと顔が赤くなる
『あ,あー昨日のことな!何かわかったのか?』
ぎこちなく返すと,赤葦はそれを気にしないのか続けた
｢はい,この学校に旧校舎があるでしょう?そこの超常現象研究部の部室を漁ってみたんです｣
『超常現象研究部?んな部うちにあったっけ』
あまり聞かないような部活動だが,赤葦の話によると人数が少なくて廃部になったらしい
すると赤葦は鞄から1冊のノートを出した
｢これ,最後のところ読んでください｣
ノートの表紙には｢超常現象研究部・七不思議｣と書かれている
結構古いものなのか,黒く汚れていた
黙って最後のページを見ると,そこにはこう書かれていた
｢この学校には,必ず1人不思議な能力を持つものがいる｣
あたしは目を見開く
『赤葦,これって...』
赤葦に目を移すとコクりと頷いた
｢そうです,その能力者が俺かAさんってことです｣
14話 試してみよう→←12話 ある日キスをしたら戻っていました2
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衣舞季(プロフ) - 凄く面白いです(●´∇｀●)続きが気になりますっ！楽しみにしてますね((p>ω<q)) (2015年12月28日 16時) (
レス) id: ca78304b8c (このIDを非表示/違反報告)
夕雨(プロフ) - 新作待ってましたっ , 赤葦くんが出たことに喜びを感じてま(( .. この先の展開が楽しみです .. ! (2015年8月26日 5時) (レス) id: 57f44ee0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アズ | 作成日時：2015年8月24日 22時
